【社会】どんなポケモンいる？米軍基地一部、一般開放へ

たんぽぽ ★

http://www.yomiuri.co.jp/national/20160831-OYT1T50056.html?from=ytop_main6

　スマートフォン向けゲーム「ポケモンＧＯ」の配信開始から１か月余り。

　利用者はスマホを片手に特定の場所を訪れ、ポケモンを入手するなどして楽しんでいるが、東京都福生市など５市１町にまたがる米軍横田基地には簡単に入ることができないため、そこにどんなポケモンがいるのかは詳しく分かっていない。来月１７、１８日に開催される同基地の友好祭では、基地の一部が一般開放されるため、ゲームを目的とした来訪者の増加も予想される。

　ポケモンＧＯは、自分の近くに出現したポケモンを捕まえたり、捕獲したポケモンを対戦させたりして楽しむが、「歩きスマホ」や、公共施設にユーザーが過剰に集まるなどして問題となっている。ゲーム会社に対して、「キャラクターが出現しないようにしてほしい」などの要請を出すところもあり、ＪＲの駅ではすでに修正された場所もあるという。

　ユーザーはポケモンを捕まえる道具を「ポケストップ」で入手するが、多摩地域で、ポケストップが多いとみられるのが米軍横田基地だ。

　株式会社ポケモン（港区）によると、ポケモンＧＯは、陣取りゲームのアプリ「イングレス」を基にしており、ポケストップなどの場所は過去にイングレスのユーザーが登録した場所が反映されているという。

　ポケストップの位置を確認できるサイト「ポケストップＧＯ」などで調べると、基地内には２０か所以上のポケストップのほか、ポケモン同士を戦わせる「ジム」も散見される。同基地は厳重な手続きを経ないと入れない事実上の「外国」のため、どんなポケモンがいて、実際にプレーできるのかなどの詳細な情報は明らかになっていない。

　同基地は来月の友好祭で一般開放される。出店もあり、異文化体験もできるため、例年、航空ファン以外にも大勢の人でにぎわうが、その中に今年はポケモンＧＯ目当ての人たちも加わるかもしれない。

　基地近くでゲームをプレーしていた立川市の男性（２０）は、「基地内にはどんなものがあるのか気になる」と話していた。

　これに対し、横田基地広報部は「基地内の指定場所や見つかるキャラクターは、外のものとそう変わらない。使用時はルール順守を推奨している」と、冷静な対応を呼びかけている。