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【国際】オーストラリラが資源強奪 現在はオーストラリアの難民受け入れ先となっている希望のない島“ナウル” [08/18]

2 :ちゅら猫 ◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2016/08/18(木) 13:52:58.42 ID:???
>>1より

だがナウルの住民は、カーティス島への移住を拒否した。白人のオーストラリア人と同化してナウル
固有のアイデンティティを失うのがいやだったからだ。それに多くの住民は、加害者の豪政府にとって、
島の完全復興にかかる莫大な費用に比べれば移住費用はたかが知れており、負担回避だと反発していた。

一方の豪政府も、カーティス島の主権放棄を拒んでいた。ナウル人はオーストラリア国籍を取得でき、
広範な自治権も付与されるが、カーティス島がオーストラリア領であることに変わりはないという立場だ。

計画はナウル国民の希望に沿う誠実で寛大なものだと自画自賛していたメンジーズ政権は、
予想外の反発に苛立ち、態度を硬化させた。

結局、移住計画は幻に終わった。

2003年にこの問題が再浮上したことがある。当時のアレクサンダー・ダウナー豪外相が、ナウルは
「財政が崩壊しており、将来の発展が見込めない」と発言。具体的な解決策として、ナウル政府に対して
全住民の国外移住を再提案したのだ。だがナウルは、オーストラリア領に移住すれば国家としての
アイデンティティや文化が失われるとして取り合わなかった。

昨今、キリバスやツバルのように気候変動による海面上昇で水没の恐れがある太平洋島嶼国に対して、
「計画移住」を盛んに勧める風潮がある。

だが、計画移住には、住民の間に世代を超えて深い心の傷を刻んできた歴史があることを忘れてはならない。
1945年、リン鉱石に目が眩んだイギリスがバナバ島の住民を半ば強制的にフィジーに移住させ、
バナバ人がいまだ祖国の島に帰還できないまま今日に至っているように、太平洋の島国は強制移住による
苦い過去を経験してきた。だからこそ、そうした島国の住民にとって、島外移住というのは最後の手段でしかない。
あらゆる選択肢を真剣に検討し、丁寧な議論を尽くした末の移住計画でなければ、不幸な結果に陥るのが目に見えている。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/08/post-5669_2.php

ナウルは気候変動の影響に極めて脆弱な国だ。リン鉱石の過剰な採掘により地表の90%で石灰石が
剥き出しになっており、農業や産業を営むこともできない。

失業率が非常に高く、雇用機会も不足、民間セクターなどないに等しい。オーストラリアのために難民収容
施設を運営するだけで、何百ドルもの大金が流れ込んでくるというなら、どう考えても魅力的なビジネスだ。

だが、強制的に移送された難民がナウルに定住するのは非現実的で持続不可能だということも、
この国の破綻した経済状況を見れば明らかだ。劣悪な環境で子どもや女性に対する虐待が横行し
身の安全すら確保できない収容所では、自殺を図る難民が後を絶たない。
だが豪政府は人権団体からの相次ぐ批判をものともせず、難民をナウルへ移送し続けている。

脆弱なナウルは、金と引き換えに再びオーストラリアに搾取されようとしている。ナウルの未来は、
今後もオーストラリアとの不健全な相互依存関係に翻弄されそうだ。そんななか、カーティス島の事例は、
善意の有無に関わらず、「計画移住」は決して万能策ではないという教訓を示している。(了)

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