【参院選】合区の高知、白票倍「候補者見なかった」「合区反対」の無効票も

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毎日新聞 7月11日(月)11時32分配信

国政選挙で初の「１８歳選挙権」や、人口が少ない隣接区を統合する「合区」が導入された今回の参院選。
さまざまな取り組みにもかかわらず、投票率は過去４番目の低さにとどまり、高知県では「合区反対」の無効票が相次いだ。
一方で、改憲勢力が３分の２に達し、改憲が政治課題として現実味を帯びるなか、戦後の社会も大きな曲がり角を迎えつつある。

参院選「徳島・高知」選挙区で県内から候補者が出なかった高知で、
合区に対する有権者の反発から投票用紙に「合区反対」などと書かれたものがあり、無効投票率は前回選の１．７倍に上った。

無効投票率は前回選の３．５５％から６．１４％に増加。無効投票のうち候補者名無しの白票も２倍弱に増え、
高知市選挙管理委員会によると、同市では「合区反対」などと書かれた投票用紙が一定数あったという。

高知市の主婦（４３）は「選挙期間中に候補者の姿を一度も見なかった。高知選挙区があって候補者の声が聞けた前回までとは違い、今回は候補者が何を訴えているか分からなかった」と話す。
また、安全保障関連法案の採決などを機に、支援先を自民候補から野党統一候補の大西聡氏（５３）へ転じた高知県議は、
「候補者全員が徳島出身であることが無効票につながった。非常に残念」と嘆いていた。【岩間理紀】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160711-00000059-mai-soci

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