【経済】英、ＥＵ離脱へ　円１００円突破、株千円安　国民投票で過半数 [06/24]

ちゅら猫φ ★

★英、ＥＵ離脱へ　円１００円突破、株千円安　国民投票で過半数

欧州連合（ＥＵ）から離脱するか残留するかを巡る英国民投票は２３日投開票され、
２４日のＢＢＣ放送によると離脱支持の票数が過半数に達し、離脱派の勝利が確定した。
１９９３年の正式発足以来、ＥＵから加盟国が離脱するのは初めて。世界経済混乱の
不安から市場は一時、円相場が１ドル＝１００円を突破し急騰、日経平均株価も、
千円超下落するなど激しく動揺した。英国は近く離脱条件などに関しＥＵとの
約２年間の交渉に入る見通し。

ＥＵの権限拡大、移民流入などへの反発が離脱派勝利の背景にある。残留を主張してきた
キャメロン首相の進退問題に発展する可能性があり、英内政の混乱も必至だ。

世界第５位の経済大国であり先進国（Ｇ７）として政治的発言力の大きな英国の離脱で、
ＥＵが不安定化し世界経済が混乱するとの懸念が拡大した。ＥＵ統合の流れに逆行、
他国の反ＥＵ勢力が活気づく恐れがある。

ＢＢＣによると、日本時間２４日午後２時現在、３８２カ所の開票所のうち３７４カ所の集計が終了し、
離脱５１・８％、残留４８・２％。都市部で強いとみられていた残留支持票が伸び悩んだ。
有権者の強い関心を反映し、最終的な投票率は７２・１％となった。

キャメロン氏は近く、ＥＵ側に離脱を通告する見通し。その後、約２年間の離脱条件などに
関する交渉期間内に正式な離脱が決まる。

国民投票はキャメロン氏がことし２月に６月２３日の実施を発表。残留派はキャメロン氏、
離脱派はジョンソン前ロンドン市長をそれぞれの中核とし、キャンペーンを展開してきた。
残留派は離脱による経済的なリスクを訴え、離脱派はＥＵから主権を取り戻す必要性を強調してきた。

投票まで１週間となった今月１６日に残留派の女性下院議員コックス氏が殺害される事件が発生。
衝撃が残る中、両派への支持は伯仲したまま投票日を迎えた。（共同）

[ 2016年6月24日 14:48 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2016/06/24/kiji/K20160624012839700.html

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