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【生活】「偽物」が8割!?「本物」オリーブオイルを見分ける方法

2 :夕陽天使 ★:2016/05/29(日) 23:17:37.49 ID:CAP_USER9.net
>>1の続きです。

この制度を巧みに突いて、他国から輸入したオリーブオイルをイタリア国内でボトル詰めして、「イタリア産」と明記して販売するケースが後を絶たない。
1990年から2006年にかけてのイタリアのオリーブオイル貿易統計をみると、イタリア国内の消費量と輸出量の合計よりも生産量が50万トンも足りないという不自然な結果となる。
あなたが手にしたボトルに「イタリア産」と記されていても、決して鵜呑みにしてはいけない。
イタリア以外の国で作られたオリーブオイルである可能性が濃厚なのだ。

◆「値段」が高くても品質の保証にはならない

「そうはいっても品質偽装は安いオイルの話、私は百貨店で値段の高いオイルを買っているから大丈夫」…ここまで読み進めてきた方のなかには、そう高をくくっている方もいるかもしれない。
しかし結論から先に申し上げれば、残念ながら値段が高くてもまったく品質の保証にはならない。
多田氏は本を執筆する傍ら、都内の有名デパートや高級スーパーで発売している商品を購入し、実際に中身を検証してみたが、有名デパートAでは15品中11品が偽物、高級スーパーBでは18品中15品が偽物だった。

「重要なのは、品質は価格と関係がないということです。
むしろ品質偽装された商品は、その偽装をカモフラージュするためにも、ふつうに売られている輸入ブランド商品と同等の価格設定をしているはずです」(多田氏)

◆「本物」オリーブオイルを見分けるカギはここ!
 
さて、ここまでくるともはや何を信じればよいのかわからなくなってくるが、果たして「本物」のオリーブオイルを選ぶカギはあるのだろうか。
多田氏にプロの見極め方法を聞いた。

「結局、ボトルの表記を見ただけでは専門家も判断がつきません。ポイントは、なんといっても生産者です。
ワインや日本酒を選ぶときのように、銘柄がオリーブオイルでも重要なポイントになります。
優れた生産者を知る簡単な方法は、世界各地で行われるオリーブオイル品評会の結果をチェックすること。
優秀な生産者はいくつもの品評会で受賞を重ねています」(多田氏)

海外のサイトまでチェックするのが大変だという人は、日本オリーブオイルソムリエ協会が毎年開催している『OLIVE JAPAN<R>』という国際品評会の結果を参考にするとよい。
購入ガイドとしては、氏の著書『そのオリーブオイルは偽物です』の巻末に掲載している2015年の『OLIVE JAPAN<R>』受賞商品の中から日本で購入できる商品だけをピックアップしたリストが参考になる。

◆「本物」オリーブオイルを体験するチャンス!

偽物が横行するオリーブオイル市場。その80%が偽物だとしたら、私たちがふだん口にしているオリーブオイルも偽物である可能性が非常に高い。

「ここが重要なポイントなのですが、品質偽装された偽物のひどい風味は、一般の人でも言われてみればごくふつうに異変を感じてしまう程度のものなのです。
少し風味のことを学んだ人がいれば、そのひどい風味や臭気で品質偽装はすぐにバレます。
おそらく一般の人々が何となく感じている“オリーブオイルの特有の風味がどうも苦手”といった感覚こそが、欠陥風味の漂うマズいオイルを食べている不快感にほかなりません」(多田氏)

ぜひ一度「本物」を体験してみたい、という方におすすめなのが、前述『OLIVE JAPAN<R>』のマルシェ。
世界各国の「本物」のオリーブオイルを作っている生産者たちが集い、様々なオイルを試飲できる。
今年は7月8日と9日の二日間、東京・二子玉川駅前で行われる。
苦労を重ねて本物を作り続ける良心ある生産者たちのオリーブオイルを味わう絶好の機会だ。

「一口にオリーブオイルと言っても個性は様々。
その美味しさと素晴らしい豊かな風味に、皆さんはきっと驚くはずです」(多田氏)

※以上です。

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