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【国際】大量殺人犯が「人権」で勝訴…ノルウェーの判決に「GFとの面会も許すのか」

1 :筑前鐵太郎 ★:2016/05/08(日) 17:08:23.91 ID:CAP_USER*.net
世界ミニナビ2016.5.8 15:00
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笑みを浮かべて特別法廷に入るブレイビク受刑者。「非人道的な刑務所での扱い」の改善を求めて政府を訴え勝訴した=3月15日(AP)1/3枚


 ノルウェーの裁判所はこのほど、77人を殺害して禁錮21年の刑に服しているアンネシュ・ブレイビク受刑者(37)が刑務所で非人道的な孤立状況に置かれているとして求めた処遇改善について、一部を認め政府に訴訟費用33万クローネ(約440万円)の支払いを命じる判決を下した。大量殺人犯が原告となって北欧の人権国家に勝訴した裁判は、複雑な波紋を広げている。ロイター通信などが報じた。

隔離状況は拷問≠ゥ

 「非人道的あるいは品位をおとしめる処遇の禁止は、民主主義社会の基本的な価値であり、これはテロリストや殺人犯の処遇にも当てはまる」

 オスロ地方裁判所はこう言い渡し、ブレイビク受刑者の隔離された収監状況は欧州人権条約に違反していると認めた。政府は受刑者のメンタルヘルスに対する配慮が不十分だと断じ、他の受刑者との交流を一定の条件下で認めることや、ガラス越しではない弁護士との接見などを求めた。

 英紙インディペンデントは、判決について「ガールフレンドとの面会も許されるかもしれない」と報じた。ノルウェーの20代の女性が事件後にブレイビク受刑者に強い恋愛感情を抱き、一度も会わずに手紙を送り続けていると報じられたことをさしたものだ。

 判決は、事件の被害者となった人々の間で正反対の反応を引き起こした。

 乱射事件を生き残ったある男性は英BBCに、「犯罪者が公の場で勝利するなど腹にパンチを食らったようだ。驚き、怒り、憤慨した」と話した。一方、同じように事件に遭遇した別の男性はツイッターに「過激主義に対する最大の武器は人道性だ。判決は過酷な状況においても、人権を尊重する裁判制度がきちんと機能していることを示した」と書き込んだ。

「最高に快適な刑務所」

 裁判が注目を集めたのは「世界最悪クラスの大量殺人犯に対する制裁と人道的な扱いのバランスを際立たせた」(米ワシントン・ポスト)ためだ。人権意識や保護制度が進んだ欧州でも最先端を行く北欧のノルウェーで、裁判所が下した判決はより人道に重きを置いたものだった。

 ブレイビク受刑者は2011年、左派学生らの集会で銃を乱射するなどして77人を殺害した。禁錮21年はノルウェー司法が許す最高刑だ。刑務所では厳重な管理下ながら、寝室や運動室など3部屋が与えられ、テレビやゲーム機なども使える。欧米メディアは「最高に快適な刑務所」(BBC)などと表現、ビジネスホテルのような内部を報じた。

 ブレイビク受刑者が訴えた裁判は保安上の理由から3月、刑務所に設けた特別法廷で行われた。公判で同受刑者は孤立環境は「拷問だ」と訴え、冷めたコーヒーにも不満を述べた。ただ多数の命を奪ったことへの反省はなく、ヒトラーの思想が支えだったなどと自説を主張した。入廷の際には、ナチス式の敬礼をして物議をかもした。

「頭でっかちな司法の論理」
 冷血な犯行を肯定し、法廷を使った思想想宣伝まで意図する受刑者への“温情”判決について、欧州でも受け止め方は複雑だ。

 リベラルな立場で知られる英紙ガーディアンは今回、「大量殺人者が拷問を受けていると認めた判決は多くの人々にとっては納得しがたい」とするコラムを掲載した。コラムでジャーナリストのニック・コーエン氏は「人権は民主主義と共存しなければいけない。判決は市民感覚から離れた頭でっかちな司法の論理の表れだ」と論じている。

 ノルウェー政府は判決を不服とし、上級審で争う意向だ。

http://www.sankei.com/west/news/160508/wst1605080006-n1.html?view=pc

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