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【マスコミ】報道の自由度が高いスイス人もビックリ 衝撃映像が撮影できる現場を探し、暴走する日本のマスコミ [04/27]

1 :ちゅら猫φ ★:2016/04/27(水) 16:14:58.34 ID:???
★マスコミが被災地で繰り返し暴走するのはなぜか
窪田順生 [ノンフィクションライター] 2016年4月27日

熊本地震の被災地でたびたび、マスコミ関係者が起こすトラブルが問題になっている。
しかし、これはなにも今に始まった話ではなく、過去、何度も災害が起こるたびに繰り返されてきた。
マスコミ業界の根深いトラブル体質の原因はどこにあるのだろうか?

■雲仙普賢岳の取材では巻き添え死者も
■繰り返される被災地でのマスコミトラブル

マスコミと被災者の「トラブル」が多発している。4月21日、TBSのNスタが熊本県益城町の避難所から
ボランティアの受け入れ状況について生中継していたところ、リポーターの背後からあらわれた被災者と
思しき男性から、「見世物ではない」「車、邪魔、どかせよ!」などと怒鳴られたのだ。
その様子をスタジオで見た堀尾正明アナウンサーは慌てて、「ご迷惑になっているようで、すみません」
と謝罪。中継を打ち切る事態となった。

その前の週にも、益城町からの中継準備で焦った関西テレビの取材クルーがガソリンの給油待ちをする
被災者の列に割り込みをしたとして謝罪。さらに、この割り込みの事実を指摘した被災者のTwitterを、
仙台放送のカメラマンが「デマ」扱いをしたことで、こちらも謝罪に追い込まれた。

このような「トラブル」は氷山の一角にすぎず、今回の災害を後にしっかりと検証した際には、
似たような話がゴロゴロと出てくるだろう。それは歴史が証明している。日本の災害報道の歴史は、
マスコミと被災者の「トラブル史」と言っても過言ではないのだ。

1991年、火砕流で43人が亡くなった雲仙普賢岳。原地で取材をした西日本新聞の元島原支局員
・安達清志氏は、後にこのように振り返っておられる。

《避難所の小学校へ向かった。ごった返す中、取材を申し込むと「おまえらに用はなか。帰れ」と
思いがけない言葉。定点周辺での無神経な駐車、避難者の留守宅に入り込み勝手に電気を使った社も
あるなど、報道機関に対する住民の不信感の強さを思い知らされた》(西日本新聞2011年5月29日)

「定点」とは、雲仙の溶岩ドームをのぞめる高台。「迫力のある絵」が撮れることから、日本全国から
マスコミが押しかけていた。自治体や警察から避難勧告が出ていたが、「他社がいるのに引くことでは
できない」と誰も耳を貸さずに居座るため、チャーターされたタクシー運転手や消防団員、警察官も、
その場に残らざるを得なくなった。その結果、高台を直撃した火砕流で43人もの尊い命が失われたのだ。

この4年後の阪神・淡路大震災でも、噴煙の上がる市街地をヘリから興奮気味に「まるで温泉です」と
レポートしたり、大切な人を失い茫然自失となった家人に無神経にマイクを向けたり、
というマスコミに被災者から批判が寄せられた。

当時、学生ボランティアとして現地入りをした沖縄タイムスの田嶋正雄記者も、そんなマスコミの
傍若無人ぶりを目撃したひとりだ。

《報道カメラマンやテレビクルーを何度か見掛けた。「獲物」を狙うようにやってきて、撮りたい
「絵」を撮って「ネタ」になる話だけ聞いたら、黒塗りのハイヤーでそそくさと「次」へと去っていく。
そんな様子を冷ややかに見ていた。「あっちの現場の方がエグいな」。漏れ聞こえる無神経な会話には
怒りを覚えた》(沖縄タイムス2015年1月15日)

■スイスから来た救援隊もびっくり!
■被災地で傍若無人に振る舞う日本のマスコミ

こういう2つの大災害の教訓を踏まえ、マスコミに襟を正そうという動きがなかったわけではない。
阪神・淡路大震災後の中央防災会議ではマスコミの空撮ヘリのせいで、救助活動に差し障りがあるという
話がでたので、今後は大震災後の3日ほどは空撮取材禁止か、自粛を求めたらどうかという案がでた。
どうしても空撮映像が欲しければ、自衛隊が撮影すればいいというのだ。

これは、「メキシコ地震は人命優先でメディアの飛行が規制された」という意見を述べる委員がいた
ということもあるが、阪神・淡路大震災の救援にかけつけてくれたスイスの災害救助隊から、
「人命救助の最中に、テレビカメラがぞろぞろついてきて驚いた」という声が聞こえてきたことが大きい。 

>>2へ続く

http://diamond.jp/articles/-/90362

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