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【国際】「ケリー広島献花」をほぼスルーしたアメリカメディア オバマ氏の広島訪問はヒラリー氏予備選勝利がカギ? [04/12]

1 :ちゅら猫φ ★:2016/04/12(火) 21:48:53.14 ID:???
★「ケリー広島献花」を受け止められなかったアメリカ
2016年04月12日(火)17時20分 冷泉彰彦

今週11日、G7外相会議で広島を訪れたアメリカのケリー国務長官は、G7外相の一員として
広島の原爆死没者慰霊碑に献花しました。また前後して、原爆資料館も見学しています。
しかしこのニュース、アメリカの各メディアから基本的にスルーされました。

日米の時差を考えても、アメリカの11日朝のニュースや朝刊には間に合わせようと思えば
できたはずです。しかし朝の時点での扱いはほぼゼロでした。その代わり、ニューヨーク
・タイムズやワシントン・ポストなどは日中になって電子版で論評を出しました。

テレビに関して言えば、報道は極めて限られています。CNNが短く編集したニュースを
ウェブに出しており、この映像は午後から夕方のニュースで放送した可能性はありますが、
夕方以降の7時台、8時台のニュースでは取り上げられていません。

3大ネットワークでは、例えばNBCの場合、朝のニュースでも扱わず、夕方6時半の
「ナイトリーニュース」でも取り上げずに終わりました。ということは、メディアとしては
ほぼスルーした格好です。

ケリー長官は資料館見学について 「gut-wrenching」 つまりこの場合の訳としては
「魂がねじれるような」経験だったと述べています。このコメントについては、
私は誠実なものだったと思います。

しかしながら現時点では、アメリカはこの「ケリー献花」という「事実」を受け止めきれていません。
メディアが取り上げなかったということ、またケリー長官のコメントを補足する形で、国務省から
「今回の献花は第二次大戦全体の犠牲者への追悼である」という「見解」が出たということは、
要するにそういうことです。

この点についてニューヨーク・タイムズは、興味深い掘り下げ方をしています。

ジョナサン・ソーブル記者は、ケリー長官の献花を、オバマ大統領の広島献花につなげることが
「可能か?」という一点にほぼ絞って分析をしています。そこで日米関係の専門家として、
東京財団の渡部恒雄さん(ナベツネさんではありません。民主党の政治家だった渡部恒三さんの
ご子息です)から「日本人の多くはオバマ大統領が広島に来れば、仮に謝罪の言葉がなくても
暖かく迎えるであろう」というコメントを取っています。

一部からは批判も出るかもしれませんが、これは渡部さんのグッド・ジョブだと思います。
ですが、ソーブル記者の記事の全体は、オバマ大統領が広島に行くことの是非について、
何とも神経質に過ぎる書き方をしていて、とても気になります。

一方でワシントン・ポストのキャロル・モレーロ記者の記事は、G7外相会議の位置づけとして
「核拡散防止」というテーマがあったことなど、「ケリー献花」がどのような位置づけで
行われたのかを正確に説明する記事で好感が持てました。

興味深かったのは、記事がトランプの「アメリカによる韓国と日本の防衛責任を放棄させる代わりに、
両国に核武装を認める」という発言を意識して書かれていたということです。岸田外相がこのG7
外相会議の会見で、このトランプ発言を踏まえての質問に対して「日本は核武装の意思なし」
ということを明確にしたことを含めて、トランプの発言がこのG7での「核拡散防止」の
努力から見て「ズレまくっている」ことを訴えようとしていました。

しかしそれでも、このモレーロ記者の記事も決して「オバマ大統領の広島訪問」への
応援にはなっていません。

オバマの広島訪問の可能性ですが、今回の「ケリー献花」を主要メディアがスルーした
ということも含めて、背景には2つの問題があるように思います。

1点目は、ヒラリー・クリントン候補が予備選を勝ち抜くまでは気が許せないという問題です。
オバマ大統領は、ここへ来て「リビアで性急なカダフィ打倒を支援したのは、自分の在職中最大の誤り」
だと認めていますが、これはヒラリーに対して「悪いのはヒラリーではなく自分」だとする一種の
援護射撃と理解ができます。 >>2へ続く

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2016/04/post-825.php

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