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【正論】朝日新聞、毎日新聞の皇室敬語がなっていない! 「敬語の民主化」は不可能だ 防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛 [04/07]

1 :ちゅら猫φ ★:2016/04/07(木) 11:29:35.49 ID:???
2016.4.7 07:40
★【正論】朝日新聞、毎日新聞の皇室敬語がなっていない! 「敬語の民主化」は不可能だ 防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛

日本語は襞(ひだ)に富む言葉である。英語の「I love you」は「好きよ」あるいは
「愛してるよ」と訳せる。さらにこれに主語も目的語も付けることができる。主語にも「僕」「俺」
の言葉もあれば、「私」という主として女性が使う表現もある。目的語には「君」「お前」も「貴方」
もある。そのどれを使うかによって微妙な差が出る。日本語の豊かさであり、私はそれを誇りに思う。

≪天皇誕生日の各紙表現の差≫

その中で皇室にどのような表現を用いるかは重要である。在京主要5紙が昨年12月23日、
つまり天皇誕生日にどのような言葉遣いをしたかを五十音順に眺めよう。

まず「朝日」である。「天皇陛下は23日、82歳の誕生日を迎え、これに先立ち記者会見した」

ついで「産経」。「天皇陛下は23日、82歳のお誕生日を迎えられた」。
次は「日経」。「天皇陛下は23日、82歳の誕生日を迎えられた」。
基本的に「産経」と同じである。違いは「お誕生日」か「誕生日」か、「お」の有無だけだ。

4番目は「毎日」である。「天皇陛下は23日、82歳の誕生日を迎えられた」。
これは「朝日」とは違う。ただし、次の一文では、陛下はパラオの「『島々に住む人々に大きな
負担をかけるようになってしまったことを忘れてはならない』と話した」とある。
つまりは「朝日」と同じ語調なのだ。

最後が「読売」。記事の冒頭に「天皇陛下は23日、82歳の誕生日を迎えられた」とある。
この一文に関しては「日経」と全く同じ。結局、5紙は皇室報道で「朝日・毎日」グループと
「産経・日経・読売」グループに二群化できる。

ついでに言うと、NHKは後者に入る。活字とは違い音声は残らないからその実例を挙げるのは
困難だが、ただ一度だけ、私の記録が残っている。今年3月17日のNHK番組「ラジオ深夜便」が
それで、0時9分ごろ眠れないまま聴いたのを即座にメモした。それは、両陛下が5年前の東日本
大震災からの復興状況視察のために、福島県三春町に入られた件であった。無論、敬語的表現で
結ばれていた。他の民放番組をテレビもラジオも視聴しないので、どうであるか知らない。

■「言葉の民主化」は不可能だ

以上は天皇報道だけでなく皇族全体についても言える。なかで「朝日・毎日」組が敬語的表現を
捨てたのはさほど古いことではない。先んじたのは「朝日」で、1993年4月6日開始の連載
「皇室報道」がその契機となった。計51回。3カ月半に及ぶ連載の第46回が方針転換の始まりである。

「『言葉の民主化』で敬語も変わる」と題したこの記事は、1952年に国語審議会がまとめた報告を紹介、
それを「言葉の民主化」方針だと捉えている。その上で皇室関係では敬語的表現の多用化傾向があるのを
問題視し、「敬語の民主化」の必要を提唱した。

私見では「言葉の民主化」とか「敬語の民主化」は不可能だ。民主化とは制度に関わる概念であり、
「言葉」を民主化することはできない。言葉は時代につれて変わる。候文が口語文に変わったのは、
なにも日本的封建制の崩壊とは関係がない。「朝日」は何か勘違いして力んでいるのである。

同紙は連載当時、伊藤正己東大名誉教授を会長とする「紙面審議会」をもっていて、その11月会合で
「皇室報道と敬語」につき、有識者の意見を聴取した。結論はこうであった。「社としてはこれらの
意見を参考に、基本的には『開かれた皇室』をめざしつつ、事実に即した報道につとめたいと考えています」。
ここでも「朝日」は思い違いをしている。なぜか。

まるで自分たちの一存で皇室を開いたり閉じたりできるかのような尊大さではないか。
「菊のカーテン」の見通しがよくなったのは、皇室ご一統が長年にわたり努力されたからでこそ、なのだ。
>>2へ続く

http://www.sankei.com/column/news/160407/clm1604070004-n1.html

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