【山形】「軽自動車だから軽油だと思った」　県内でも給油トラブル　社用車など要注意

シャチ ★

山形新聞 4月6日(水)9時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160406-00000100-yamagata-l06
　軽自動車だから軽油？―セルフ式のガソリンスタンドが普及する中、県内でもガソリンと軽油を間違えて給油するトラブルが起きている。
間違う理由は単純な確認・知識不足のほか、会社の車や他人の車を使ったときに「いつもの種類を…」というケースが多い。
新年度、初めて社有車を使う新入社員は特に注意が必要だ。

　日本自動車連盟（ＪＡＦ）によると、昨年12月の1カ月間で、燃料の入れ間違いによる救援依頼は全国で269件、
本県では2件あった。これ以外にも救援依頼をせずにガソリンスタンドで対処している場合もあり、
同様のトラブルはもっと多いとみられる。

　本県の2件はいずれもセルフスタンドを利用したドライバー。1件は仕事で使った会社のディーゼル車に、
普段の給油の習慣でガソリンを入れてしまったという。もう1件は軽自動車に軽油を入れてしまった事例で、
「軽自動車だから軽油だと思った」という理由だった。

　そもそも、油種を間違えるとどうなるのか。ＪＡＦによると、ガソリン車に軽油を入れた場合は、
軽油の混ざったガソリンによりエンジンの出力が下がり、加速が鈍くなる。
供給されるものが軽油だけになると、エンジンはやがて止まる。

　反対にディーゼル車にガソリンを入れると、エンジンにトラブルが発生し、排ガスが白くなる。
場合によっては燃料ポンプなどの部品交換が必要になることも。うっかりミスで不要な出費を招くことになる。

　いずれもエンジンをかける前に燃料を入れ替えれば、大きな問題にはならないという。

　誤給油に気付かずに走行し、路上で突然車が止まれば、事故につながる恐れもある。
現場が高速道路ならなおさらだ。ＪＡＦは「新しい車やマイカーではない車を利用するときは、
必ず車検証や取扱説明書で油種を確認してほしい」と呼び掛けている。

【山形】「軽自動車だから軽油だと思った」 県内でも給油トラブル 社用車など要注意

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