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【東京】新宿に「欠損BAR(バー)」、2日間限定で開店…義手や義足を付けた女性が店に立ち、障害との向き合い方を変える試み

1 :かばほ〜るφ ★:2016/01/06(水) 16:32:40.48 ID:CAP_USER*.net
新宿に「欠損バー」 義手や義足、向き合い方変える試み
2016年1月6日10時50分

ネオン輝く新宿ゴールデン街。今月、「欠損BAR(バー)」と名付けられたバーが2日間限定で開店する。
店に立ち、客の話し相手になるのは、手や足を失い、義手や義足を付けた女性。「隠す」から「見せる」へ。
障害との向き合い方を変える試みだ。

この店は、15〜16日に開店する「欠損BAR ブッシュドノエル」。昨年10月にも期間限定で開店した。
仕掛け人は、神奈川県大和市の映像作家、太田康邦さん(40)。5年ほど前から義手や義足を使う女性を撮影している。

バーに立つのは、「欠損女子」として太田さんの撮影でモデルをする幸子さん(28)と琴音さん(22)。
普段はデザイン会社に勤める川崎市中原区の幸子さんは、小学1年の時、下校途中にダンプカーにはねられて
右足の太ももから下を失った。

中学生のころから、アニメのキャラクターに扮するコスプレをするように。
だが、短いスカートをはくキャラクターは極力避けた。義足に脱脂綿を巻き、
さらにストッキングをはいて、できるだけ義足だと分からないようにした。

「義足は表に出すものじゃない。そのままの自分でコスプレできたら、すごく開放的なのに」。
事故以降、全身が写った写真はほとんど残っていない。

一緒にバーに立つ横浜市のアルバイト、琴音さんは、15歳の時に交通事故で右腕のひじから先を失った。
「『ありのままでいい』と言ってくれる人もいるけど、欠損は隠してきた」。
毎日付けている本物の腕に似せた「装飾義手」は、2年で真っ黒に汚れた。

面と向かって「かわいそう」と言われることもある。
「私は何もかわいそうじゃないし、できないことがあるのは健常者も同じ。私たちの存在をちゃんと知ってほしい」

2人の思いは撮影を通じて、さらに前回、期間限定のバーに立って変わった。客に頼まれて義足を外すと、
「傷が逆にかわいいね」と言われた。「『傷がセクシーだね』って言ってもいい?」とも。
一つの魅力としてとらえてくれた。琴音さんは「一つの個性をもらったんだ、と思えるようになった」と言う。

前回は2日間で延べ60人が来店した。今回も全席予約制で、定員約60人が数時間で満席に。
企画した太田さんは「障害を『見せ物』にすることへのタブー視が強いなかで、
『こんなことをやっていいんだ』と思ってもらえたら、うれしい」。(牛尾梓)

朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASHDX6JXJHDXUTIL053.html
「欠損BAR」に参加する幸子さん。秋葉原が好きでよく訪れる
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160106000609_comm.jpg
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160106000606_comm.jpg
「欠損BAR」に参加する琴音さん。ものをつかむことができる義手をつかって器用にネイルをつける
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160106000625_comm.jpg
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160106000612_comm.jpg
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160106000639_comm.jpg
「欠損BAR」を企画した太田康邦さん
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20160106000591_comm.jpg

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