【茨城】不法滞在の外国人による殺人事件も…鹿嶋市で住民と警察が協議 [12/03]

★不法滞在対策住民と警察協議

不法滞在の外国人が増えていることを受け、その対策について住民と警察が話し合う会議が２日、
鹿嶋市で開かれました。

この会議は、地域の問題について警察と地元の住民などが話し合う協議会が開いたもので、
今回は不法滞在の外国人について意見を交わしました。鹿嶋市の鹿嶋警察署で開かれた会議には、
警察の担当者や地元の住民などあわせておよそ３０人が出席しました。

この中でまず、警察の担当者が不法滞在の外国人が増えている要因について東南アジアでビザの
発給要件が緩和されたことや、地元の農家や中小企業の労働者不足などが背景にあると説明しました。

このあと、出席した住民から飲食店やアパートの管理者などからも不法滞在している外国人の情報を得る
ことが実態を把握し、対策につながるのではないかといった意見などが出ました。

鹿嶋警察署によりますと、管内でことしに入ってから１０月末までに、不法滞在で摘発された外国人は
３２人で去年１年間の２０人を大幅に上回っています。

鹿嶋警察署の和地義明署長は「ことし５月には不法滞在の外国人による殺人事件も起きています。
会議の意見をふまえ、関係機関などと協力しながら対策進めていきたい」と話していました。

12月03日　08時15分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1073915071.html