【社会】若者より恋愛願望強い？　５０代のバブル世代にお見合いパーティー人気

野良ハムスター ★

バブル世代に、50代向けのお見合いパーティーが人気だという。そこには強い恋愛願望があるようだ。

「日常生活で、同じ年ごろの独身男性との出会いが少ないんです。でも待っていても来るわけがない」

ふんわりとして女らしいシフォンワンピース姿で、髪はゆる巻きのイクエさん（仮名、53歳）は言う。

この日は40代・50代独身者限定のお見合いパーティーに参加した。
いいと思った相手の番号を紙に書いて提出し、カップルが発表される。
この日成立したカップルの中に、イクエさんの番号もあった。

高校生のときに出会って結婚した元夫とは8年前に離婚した。2人の子どもも成人して孫も生まれ、
改めて自分の人生を考える。子どもたちも、一緒にいられる人を探したほうがいいと背中を押してくれる。

「自分を第一に思ってくれる特別な人がいると人生が華やぐ。
まずは友達に話せないことも何でも言い合えるような、お茶飲み男性をつくるところから」

いまや毎週のように開催され、どこも大盛況のお見合いパーティー。50代の熟年離婚組が押し寄せている。

人気の理由は結婚相談所より敷居が低く、合コンなみにカジュアルな点。今の50歳はバブル世代。
恋愛マニュアル本を読みあさり、ゲーム感覚の恋愛が若い頃から体に染みついている。
お見合い結婚よりも恋愛結婚したい（2度目であっても…）という志向があるのか。
ある意味、若い人より恋愛願望が強いとも言える。

「今の50代はとてもパワフルです」

先のお見合いパーティーを企画したブライダルゼルムアドバイザーの立花絵梨子さんは言う。

50代の男女で一番温度差が表れるのはセックスだ。女性は更年期を過ぎて体がつらくなってくる一方、
男性は最後の火花を散らしたいと思う。いきおい、応じてくれる若い女性に傾きがちだ。

結婚となると一気にシビアになるのもこの世代ならでは。イクエさんも、離婚後に友達の紹介で何人かの男性と
付き合ったものの、親と同居、相手の子どもが幼いという状況で責任が持てず再婚まではいかなかった。

介護はどうするか、年金生活での副収入や貯金はあるかなど、入籍するとなると条件は厳しい。
結果、50代では事実婚を求める人が多い。

※AERA　2015年12月7日号より抜粋
http://dot.asahi.com/aera/2015112900017.html

【社会】若者より恋愛願望強い？ ５０代のバブル世代にお見合いパーティー人気

【社会】若者より恋愛願望強い？　５０代のバブル世代にお見合いパーティー人気