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【調査】「精神分裂病」から「統合失調症」へ、マスメディア報道の変化で 偏見・差別の減少に貢献

1 :タケ? ★:2015/11/27(金) 15:36:35.95 ID:CAP_USER*.net
東大、統合失調症の病名変更が新聞報道に与えた影響の過去約30年の網羅的な調査結果を発表
統合失調症の病名変更が新聞報道に与えた影響
過去約30年の網羅的な調査

1.発表者:小池 進介(東京大学 学生相談ネットワーク本部/保健・健康推進本部 講師)

2.発表のポイント:
◆過去約30年間の新聞記事2,200万件の調査から、病名を「精神分裂病」から「統合失調症」に変更後、
「精神分裂病」を使用する記事がほとんどなくなったことを明らかにしました。
◆このマスメディア報道の変化は、統合失調症の偏見・差別の減少に一定の貢献をしている可能性があります。
◆一方で、病名変更後も「統合失調症」を含む記事は犯罪に関連づけされる傾向が続いており、
マスメディア報道では、犯罪と精神疾患との安易な結びつけをしない取り組みが必要です。

3.発表概要:
東京大学学生相談ネットワーク本部/保健・健康推進本部の小池 進介講師らの研究グループは、
過去約30年間の新聞記事2,200万件の網羅的な調査から、病名を「精神分裂病」から「統合失調症」に変更後、
「精神分裂病」を使用する記事はほとんどなく、統合失調症の偏見・差別の減少に一定の貢献をしている可能性を示しました。
これまで、統合失調症が犯罪関連記事とともに報道されることが多いことは、偏見・差別を助長する原因の一つとして指摘されてきました。
日本では2002年に、「統合失調症」は「精神分裂病」から名称を変更し、統合失調症の偏見・差別を小さくすることを世界に先駆けて示してきました。
しかしこれまで、病名変更がマスメディアに与えた影響を網羅的に解析した研究はなく、実態を把握することが望まれていました。
今回、本研究グループは、1985年1月1日から2013年12月31日に朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、
読売新聞で記載された新聞記事2,200万件から、「精神分裂病」「統合失調症」「うつ病」「糖尿病」を見出しもしくは本文に含む5万件を、
テキストマイニング(注1)という手法を用いて検討しました。その結果、病名変更後、「精神分裂病」を使用する記事はほとんどなく、
統合失調症の偏見・差別の減少に一定の貢献をしていると示唆されました。その一方で、病名変更後も「統合失調症」を含む記事は、
犯罪に関連づけされる傾向が続いていました。
これまでの犯罪研究により、犯罪事案は、統合失調症など精神疾患の有無よりも、貧困などの社会経済的状況、両親の離婚や虐待などの社会環境、
アルコールや違法薬物の問題と関係していることが分かっているため、マスメディア報道では、犯罪記事で精神疾患との関係を安易に結びつけず、
他の要因も踏まえたうえで、多元的に議論する必要があります。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=401480&lindID=5

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