【習近平訪英】記憶遺産にならない〝アヘン戦争〟［10/29］

★【不肖・宮嶋　コラコラ記】習氏にコビ売る英首相　結局、イギリスと中国は似た者同士
2015.10.29

こらこらアカンやないか、イギリスは。もはや大英帝国の誇りなんぞ、
ドーバー海峡に捨て去ったか。英王室も落ちぶれたもんやのう。騎馬隊ぎょうさん引き連れて、
キンキラキンの馬車に女王と２人っきりで乗っとるのはチベットで、ウイグルで少数民族、
もとい漢民族以外の人々ばかりか、過去に数知れない人々を抹殺してきた中国共産党の
首魁やぞ。女王もええ根性しとるのお。

あんな下心丸出しの成金趣味のご接待受けて喜ぶんは中国人ぐらいや。見たやろ。
習近平（国家主席）の満面の笑みを。皇居でおそれ多くも天皇陛下のご尊顔を拝した
ときもそないにうれしそうにせんかったやろ。

英首相が女王まで担ぎ出し、独裁者にコビ売るメリットははて何やろ？　ヒトラーと戦い、
勝利したイギリス人がヒトラーより多くの人民を殺した中国共産党の軍門に下るのは何でやろ？

読めたで…ユネスコが愚かにも認めた“南京大虐殺”の世界記憶遺産の影響や。
３０万人という当時の人口の１・５倍以上が犠牲になったというデタラメが中国に魂売った、
韓国人事務総長のゴリ押しで既成事実化してしもうたからである。

結局、南京大虐殺なんかなかったが、「アヘン戦争」はホンマにあったんやろ。あの大英帝国が、
ありもしない南京大虐殺の半世紀前に当時の植民地やったインドで栽培したアヘンを中国大陸に
密輸するという三角貿易をイギリスが国を挙げてやり、巨万の富を貪（むさぼ）ったのもホンマやろ。
現在の北朝鮮よりもエグいことを大英帝国は堂々とやっとったのである。

中国人をアヘン漬けにしただけでは飽きたらず、密輸を禁止しようとした当時の清政府にインネンつけ、
開戦の口実にしたのもホンマやな。香港を９９年も植民地にしとったんも事実や。９９年いうたら
日韓併合の３倍近い。そやのに何で中国は日本にやったような言いがかりやイヤガラセをイギリスに
やらんのや。アヘン戦争を世界遺産に登録するなんて中国が言い出したら「シティ」は大混乱、
英経済は破綻してしまうかもしれん。

先日、原宿で勃発したトルコ人対クルド人の騒動も、元はというたら、第一次大戦後、
敗れたオスマン帝国領土を、勝ったイギリスが勝手に引いた国境線のせいやないか。
いまだ戦闘が続くイラク、シリア、アフガンの悲劇も、イスラエルとパレスチナの対立も、
遠くはみーんなイギリスが原因やろ。

結局、イギリスと中国は似た者同士なんや。もうすぐメイドインチャイナのスコッチが飲めるで、
メシのまずいロンドンが中華料理屋だらけになるわ。

■宮嶋茂樹（みやじま・しげき）　報道カメラマン。１９６１年、兵庫県明石市生まれ。
日本大学芸術学部卒業後、「フライデー」専属カメラマンをへて、フリーになり、
数々のスクープ写真を撮影。世界の戦場でも取材を行う。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20151029/dms1510291140006-n1.htm

【習近平訪英】記憶遺産にならない〝アヘン戦争〟 ［10/29］

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