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【英FT紙】移民受け入れは本当に利益をもたらすのか〜答えは「ノー」 国家が自国民を優先するのは至極当然 [10/01]

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/10/01(木) 08:35:00.86 ID:???
>>1より

2014年には、生産年齢人口100人ごとに65歳以上の従属人口が29人存在した。国連によれば、
この比率を3分の1より低く抑えておくためには、1995年から2050年にかけて1億5400万人の
移民流入が必要で、2050年以降はもっと必要になるという。結局、移民も年を取るからだ。

このように、老年従属人口指数を大幅に引き下げるためには、非常に多くの数の移民を受け入れる必要がある。

となれば、子供が本当に少ない大陸はそのような人口の大変化を受け入れなければならない、
と主張する人もいるかもしれない。

これ以外に起こり得る経済的影響についても考えてみよう。OECDは、過去50年間における
移民流入の波が加盟国の財政にもたらした影響について研究し、平均すればほぼゼロだった
と結論づけた。厳密には、この影響は流入してきた人々のスキルやその他の特徴、さらには
労働市場の柔軟性にも左右される。

移民がもたらすほかの影響についても、ほとんど同じことが言える。移民は既存の労働者を
補う存在なのか、それとも取って代わる存在なのか。もし後者だとしたら、取って代わられる
人は誰なのか、といったことにも左右されるのだ。

では、移民の経済的影響についてはどんなことが言えるのだろうか。第1に、大きな効果を、
特に老年従属人口指数にもたらすのに必要な移民流入は、かなり大規模なものになるであろう。

第2に、移民は投資(住宅やその他のインフラへの投資)ニーズと混雑に大きな影響を及ぼす。
人口密度がすでに高い国では特にそうなる。ただ、そうした影響は人口の自然増によるものと
似たようなものになる。

最後に、主たる受益者は常に移民自身になる。

しかし、移民は経済的影響しかもたらさないわけではない。移り住むのは人であり、
例えば家族を連れていたりする。時間が経てば、大規模な移民は受け入れ国の文化を
複雑な過程を通じて変えていくことになる。

移民は多様性と文化のダイナミズムをもたらす。

それと同時に、ノーベル経済学賞を受賞したトーマス・シェリング氏が指摘しているように、
移民と以前からの市民とが著しく分離された状態がおのずと生まれる可能性もある。

すると、お互いを大事にする気持ちが広く共有されないままに、
移民と以前からの市民とが分かれて暮らすようになるかもしれない。

移民の受け入れには経済効果がある。だが、外国人に対する懸念など、受け入れ国の現在
および将来の価値観にも影響を及ぼす。何が正しい政策なのかを巡って人々の意見が
対立するとしても、それは正当なことなのかもしれない。

西側諸国は、門戸を完全に閉じることもしなければ完全に開くこともしないだろう。
バランスを取るのは難しい。各国がそのバランスを取ろうとする際に、自国の市民が
常に最優先されると主張することは完全に理にかなっている。(了)

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