【代理処罰】静岡で２歳児ひき逃げ死亡事故でブラジル連邦高裁、社会奉仕活動１年で禁錮刑免除の一審判決を支持 [09/29]

★日系人被告の時効認めず＝一審判決支持、静岡の代理処罰－ブラジル

【サンパウロ時事】静岡県湖西市で２００５年、山岡理子ちゃん＝当時（２）
＝が死亡した交通事故で、ブラジル連邦高裁は２８日、過失致死罪に問われた
日系ブラジル人パトリシア・フジモト被告（４１）に時効を認めた控訴審判決を
破棄し、禁錮２年２月を言い渡した一審判決を支持すると決定した。

連邦高裁の判断は１７日付。フジモト被告には不服申し立ての権利が認められている。
サンパウロ州地裁は１３年、フジモト被告に禁錮刑と運転免許６カ月停止の判決を下し、
社会奉仕活動を１年間行えば、禁錮刑を免除すると言い渡した。

控訴審は一審の量刑を禁錮２年に減刑し、量刑に応じて決まる時効が成立したと認定。
検察が上告していた。

フジモト被告は０５年１０月、軽自動車を運転中、赤信号を無視して交差点に進入して
乗用車と衝突。母親と乗用車に乗っていた理子ちゃんを死亡させた。

フジモト被告は事故直後にブラジルに帰国した。日本政府の代理処罰申請に基づき、
１０年１１月に起訴された。（2015/09/29-07:52）

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015092900106