【台風被害】非常に強い台風15号　石垣島でホテルの天井が崩落するなど猛威

小助 ★

08/25 00:16

各地で大きな被害をもたらしている台風15号。23日夜、沖縄県の石垣島では、71メートルの最大瞬間風速を観測するなど、猛威を振るっている。
24日午後6時前、暴風域に入った鹿児島・奄美大島。
スーパーでは、自動ドアが勝手に開き、店内に敷かれていたマットが飛ばされてしまった。
強風にあおられながら、自動ドアを閉めようとする人の姿が見られた。
台風15号は、非常に強い勢力を維持したまま、九州地方へ接近している。
沖縄・石垣島では、23日午後9時16分、観測史上最大となる、71メートルの最大瞬間風速を観測した。
観測記録が塗り替えられたのは、実に38年ぶりのこととなる。
一夜明け、その被害が明らかになった。
むき出しになった配管。
海沿いに建つホテルでは、受け付けフロントのすぐ横のロビーの天井が崩落した。
正面玄関には、ソファーや扉が散乱。
さらに、通用口の外には、花壇に乗り上げた車。
中には、ひっくり返ってしまったものまであった。
沖縄・石垣市では、島の主要道路にある交差点で、信号機のついた電柱が折れ、あたりに破片が散乱していた。
街の人は「朝起きたら、ああなってるんだよ。見るまでわからなかったけど。はー、怖かった。初めて」と話した。
台風を数多く経験している地元住民も、恐怖を覚えるほどの台風被害。
今回、猛烈な風を観測した理由として、2つの要因が考えられるという。
日本気象協会の木村雅洋気象予報士は「1つ目は、台風のすぐ東側の風の最も強いエリアに、石垣島が入ってしまったことです。
また、このタイミングで、台風が再発達したため、風が変わりやすい状況にありました。2つ目は、高い海水温です。
夏の終わりにかけて、台風が維持、発達しやすいといわれる27度以上のエリアは、本州付近まで北上してきます。
また、沖縄付近は、さらに海水温が高いので、いっそう発達しやすいということがいえます。
今回の台風、1999年の台風18号、高潮の大きな被害が出たものと、コースが大変似ています。
この時は、熊本県で12名の方が、高潮の被害で亡くなるという甚大な被害が出ました。
高潮は時に、津波のように襲ってくることもあるので、あす(25日)の朝4時ごろ、有明海周辺では、満潮を迎えますので、
特にこの時間帯を中心に、高潮に警戒が必要になってきます」と話した。

ニュース映像はリンク先で
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00301028.html

【台風被害】非常に強い台風15号 石垣島でホテルの天井が崩落するなど猛威

【台風被害】非常に強い台風15号　石垣島でホテルの天井が崩落するなど猛威