【戦後７０年】敗戦から復興遂げた日本　中韓の批判とアフリカの称賛［08/11］

★《zak女の雄叫びお題は「記念日」》敗戦から復興遂げた日本　中韓の批判とアフリカの称賛
2015.08.10

８月１５日が近づいています。子供の頃から、８月は夏休み真っ盛りでありながら、
どことなく影を感じる季節でした。子供心にも、広島と長崎の原爆の日、１５日の終戦の日、
と日本全体が重々しい空気に包まれるのを感じていたからかもしれません。

戦争体験者の祖父母はほとんど戦争の話をしてくれなかったけれど、「語りたがらない」
という事実が逆に「聞いてはならないとてつもない大変な経験」という理解につながり、
それがまた、８月の重々しさにつながっていたように思います。

日本人として忘れてはならない日付は、先の大戦に由来する記念の日以外にもあります。
例えば１月１７日の阪神大震災、３月１１日の東日本大震災、と忘れられない、
忘れてはならない日付は増えるばかりです。

一方、お隣の韓国では、８月１５日は日本の統治から解放された「光復節」という記念日
なのだそうです。中国では、ポツダム宣言を受託した８月１５日ではなく日本が降伏文書に
調印した翌日の９月３日を「抗日戦争勝利記念日」に制定しています。この記念日、
今年からは祝日になるのだとか。日本人としては複雑な心境ですが、勝者と敗者を
はっきり分けてしまう戦争の現実を思い知らされます。

日本が敗戦国で、唯一の被爆国であることは事実ですが、敗戦から立ち直り、今の繁栄が
あります。そういえば、数年前に西アフリカの某国に行ったときのこと。地元の大学生から
「日本は敗戦国なのに、ものすごく豊かになった。どうしてか教えてほしい」と聞かれました。
自国の参考にしたいとのことでしたが、日本の戦後復興が遠く離れたアフリカでも知られて
いたことに驚きました。なんでも学校で習ったのだそうで、日本の歴史を学校で教えて
いることに再びびっくりした覚えがあります。

列強の植民地だった経験を持つアフリカ諸国には、「列強に負けても復興を果たした日本を
見習いたい」という考えが意外と広まっているようでした。もちろん先の大戦の「当事者」
であるアジアの国が持つ感情と同一視はできませんが、日本が戦争をしたことよりその後の
復興を重視する人がいることを、一国民としてうれしく思いました。

自虐史観をたたき込まれて育った私ですが、海外を訪れる経験を積み、近ごろはこう考える
のです。戦後の日本が歩んできた平和国家としての道、経済発展の道を国民が誇りに
思わなくてどうするのか、と。

そればかりか日本では、８月６、９日が原爆投下日、１５日が終戦の日であることを
知らない若者が増えているそうです。多くの命が失われた日、平和国家としての歩みを
始めた日。８月には、日本国民として忘れてはならない日があります。夏真っ盛りに
感じるこの「重み」を次世代に引き継がないといけないとの思いは、年々強くなっています。（み）

http://www.zakzak.co.jp/zakjyo/zkj-news/news/20150810/zkj1508101140002-n1.htm

【戦後７０年】敗戦から復興遂げた日本 中韓の批判とアフリカの称賛 ［08/11］

【戦後７０年】敗戦から復興遂げた日本　中韓の批判とアフリカの称賛［08/11］