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【国際】中国共産党にカモならぬ“北京ダック”にされた日本 「100年で3度も美味しく味わった…」そのココロは? [08/03]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/08/03(月) 16:43:38.76 ID:???
★【矢板明夫の目】中国共産党にカモならぬ“北京ダック”にされた日本 「100年で3度も美味しく味わった…」そのココロは?
2015.08.03

名物料理、北京ダックにはいろいろな楽しみ方がある。専門店に行けば、
「アヒルの三つの食べ方」という意味の「鴨三吃」というコース料理を注文できる。
一匹のアヒルを分解して、その皮、肉、骨をそれぞれ三つの調理法で料理にしてくれる。

第一の食べ方は北京ダックの定番、焼き上がった皮を削ぎ切りにし、小麦粉を焼いてつくった
「薄餅」(バオビン)で包んで食べる。第二の食べ方は肉の部分をモヤシなどと炒めて
肉料理にする。第3の食べ方は、骨のガラを使って白濁したスープをつくる。
アヒルのすべての部位を無駄なく使い、同じアヒルから三つの違う味わいを引出すのが
このコース料理の売りだ。

先日、数人の中国の改革派知識人と北京市内のレストランで「鴨三吃」を注文した。
杯を重ねているうちに、日中関係の話となった。執拗に日本批判を繰り返す習近平政権の
本音はどこにあるかについて、いろいろな意見が出たが、「権力基盤が弱く、国内を
まとめられないから、日本を叩くことに通じて政権の求心力を高めようとしている」
という結論で一致した。

ある知識人は「最近百年、日本は実に中国共産党に都合よく利用されてきた。
まるでこのテーブルにあるアヒルのように、“鴨三吃”にされている」と指摘した。
アルコール度数の強い白酒一杯を飲み干してからこの知識人は、共産党がいかに日本を
「三吃」してきたのかを説明しはじめた。

まず、日中戦争を利用して共産党軍の勢力を拡大させ、中華人民共和国の建国につながった
ことだ。1930年代までの共産党軍は弱く、国民党軍との内戦で圧倒的不利な立場にあった。
しかし、日中戦争が勃発すると、共産党軍は口で「抗日」といいながらも、ほとんど戦争に
参加せず、後方の延安にこもって英気を養い、軍勢を拡大させた。最後に、日本軍との戦いで
困窮した国民党軍の背中を刺すようにして、中国全土を占領した。このことを中国建国の父、
毛沢東本人も認めている。1964年に訪中した当時の日本社会党の佐々木更三委員長が
毛沢東に対し戦争の謝罪をしたが、毛は「何も申し訳なく思うことはないよ、日本軍国主義は
中国に大きな利益をもたらした。中国国民に権利を奪取させてくれたではないか、皆さん、
皇軍の力なしには我々が権利を奪うことは不可能だったろう」と話した。毛沢東のこの発言は
中国側の資料にも残っている。

そして、日本を二度目に利用したのは、ケ小平だった。1970年末に最高実力者となった
ケ小平は、自らが推進した改革開放路線を支えるための資金と技術を手に入れるために日本を
訪問した。松下電器の創業者、松下幸之助を訪ねたときは実に低姿勢だった。ケ小平は
「これから私たちは近代化しなければならない。外国の技術や資金を導入することにしている。
電子工業がなければ、近代化は実現できないので、あなた方の電子工業を私たちの方に持って
いきたいと思っている。協力していただけないか」と頭をさげた。

その率直さに感動した松下幸之助は即座に「何であれ、全力で支援するつもりです」と答えた。
ケ小平は満面笑みを浮かべ、松下電器の記念冊子に「中日友好前程似錦(中日友好の前途は
洋々たり)」と揮毫した。

その後、松下電器は中国進出の先兵となり、中国各地で工場を次々とつくった。
松下幸之助は自身の財界への影響力を行使し、ほかの企業に対しも中国進出を積極的に勧めた。
1980から90年代までの約20年、日本から投資と技術協力が中国の高度経済成長に
大きく貢献をしたことは言うまでもない。

しかし、中国が世界貿易機構WTOに加盟した 2001年ごろ、経済面で日本を必要とする
部分が減少した。中国共産党は歴史問題で日本を執拗に批判するようになり、政権固めのため
道具として、日本を三度目に利用した。その傾向は2012年秋に発足した習近平政権以降、
さらに顕著となった。各国の指導者を招いて9月に北京に行われる“抗日戦争勝利70周年
を祝う軍事パレードは、その典型の一例といえる。>>2へ続く

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150803/frn1508030848003-n1.htm

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