【千葉】病気がちの弟（６５）の自殺を手伝った無職兄（６８）に懲役２年・執行猶予４年の判決

野良ハムスター ★

千葉県市川市の自宅で５月、同居する病気がちな弟（当時65）の自殺を手伝ったとして、
自殺ほう助の罪に問われた無職、林義和被告（68）に、千葉地裁は３日、
懲役２年、執行猶予４年（求刑懲役３年）の判決を言い渡した。

判決理由で滝川和歌子裁判官は「事前に遺書を用意するなど弟の決意は固く、
被告に強く迫る様子がうかがえる。半ば押し切られる形で犯行に及んだ」と述べ
「弟もあなたに謝りたいと思う。一日も早く穏やかな生活を送れることを祈っています」と諭した。

林被告は下半身が不自由で、弟の雅士さんがリハビリを手伝っていた。
公判では雅士さんが「これは自殺です。１人ではできないので、兄に無理やり頼みました」との
遺書を書いていたことが明らかになっていた。

判決が言い渡されると、林被告は「ありがとうございます」と涙を流した。
被告人質問で、林被告は事件直前に雅士さんから「兄貴、長生きしろよ」と言われたと話していた。

判決によると、５月５日、自宅で自殺を手伝うよう依頼されて包丁を持ったところ、
雅士さんに両手をつかまれ左胸を刺した。〔共同〕

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H49_T00C15A8CC0000/