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【アジア女性基金を考え直す】「慰安婦はお金を五重取りしていた」と書いた秦郁彦氏の論文を和田春樹氏が却下 [07/03]

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/07/03(金) 22:53:11.21 ID:???
★戦後70年・「償い」という問い:アジア女性基金を考え直す/9 1年限りの調査報告
毎日新聞 2015年07月03日 東京朝刊

「アジア女性基金」に巣喰(すく)う白アリたち――。センセーショナルな見出しの
論文がオピニオン誌「諸君!」1999年2月号に載った。現代史家の秦郁彦さん
(82)がアジア女性基金資料委員会内の騒動を暴露したものだった。
名指しで非難されたのは東京大名誉教授で資料委員会の和田春樹副委員長(77)
ら2人である。

「慰安婦」問題を歴史の教訓とする事業は、償い金、首相の手紙、医療・福祉事業
と並ぶ柱だった。「慰安婦」関係資料委員会が設置されたのは96年秋。委
員ら12人が顔をそろえた。

「地域ごとの専門家に協力してもらうことにして秦さんにもご参加願いました」。
創設に関わった早稲田大名誉教授の後藤乾一さん(72)は振り返る。
中央大教授の吉見義明さん(68)にも打診したが承諾を得られなかったという。

歴史の教訓事業の成果として「慰安婦」関係文献の目録が整備され、全5巻の資料集が
出版された。委員に若手研究者も加わり、陸軍省医事課長文書の調査、沖縄県の資料調査、
インドネシアでの聞き取り調査、米国、オランダの公文書館での調査などが熱心に行われた。

ところが調査報告を刊行する段になって騒ぎが起きた。秦さんが執筆した
「<慰安婦伝説>を再考する その数量的観察」は掲載できかねる、と和田さんらが
秦さんを呼び出し、修正を求めたのである。論文は結局ボツになった。

秦論文の狙いは、事実の究明がなおざりになったために生まれた不正確な「伝説」を
見直すことにあった。秦さん自身が「慰安婦」の総数を6万?9万人から1万数千人に
変更した理由など、研究者ごとの推定数が紹介されている。

和田さんらが特に問題視したのは、韓国では身売り時、慰安所の収入、韓国政府からの
一時金と年金、日韓の民間の寄付、女性基金と「五重取り」する例も出たと書いた点だった。

今回改めて聞いても「何でもいいから書いてくれと言われたのに要するに全部気に
入らないんです」と秦さんが言えば、和田さんは「全部駄目だとは言っていない。
五重取りは言う必要がないでしょう」と反論する。自らの研究成果にこだわった秦さんと、
基金をうまく運ぼうとした和田さんの溝は小さくないように見える。

一方、若手の研究者からは「資料委員会の真剣な議論はためになった」という声を聞いた。

わだかまりは尾を引き、年報として続くはずだった調査報告は99年の1年限りで終わった。
新たに発掘された関連資料をまとめて収容するところも今はない。さらに残念なのは、
問題を政治から切り離し、研究者が一堂に会して議論する場が失われたことである。<文・岸俊光>

http://mainichi.jp/shimen/news/20150703ddm002010034000c.html

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