【政治】維新、安保対案与党に提示へ＝来月３日にも協議入り

マカダミア ★

維新の党の柿沢未途幹事長は２９日午後、国会内で自民党の谷垣禎一、公明党の井上義久両幹事長と個別に会い、
政府の安全保障関連法案の対案を近く正式決定した上で、７月３日にも両党に提示する方針を伝えた。
谷垣、井上両氏はいずれも、協議に前向きな考えを示した。

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　維新案は、政府提出の２法案への対案とグレーゾーン事態に対処する領域警備法案の計３本。当初は３０日にも
決める予定だったが、憲法との整合性などについて細部を詰めるため、決定は来月にずれ込む見通し。集団的自衛
権行使の要件を厳格化するなど政府案と隔たりはあるものの、与党は維新との協議を進めることで、政府案の採決に
向けた環境整備を図りたい考えだ。

谷垣氏との会談で、柿沢氏は「憲法適合性を確保しつつ、自国防衛に対する（国民の）不安に応える独自案が整ってきた。
党対党の協議をお願いしたい」と要請。谷垣氏は「しっかり検討したい」と応じた。　
　井上氏も「正式に独自案が決定されたら、いろいろな説明を承って対応していく」と表明。
柿沢氏は「公明党とわれわれの問題意識は近い部分がある。かみ合った議論になると期待している」と強調した。
これに関連し、菅義偉官房長官は２９日午後の記者会見で、維新案について「真摯（しんし）に対応していくの
は当然のことだ」と述べた。

柿沢氏は民主党の長妻昭代表代行とも国会内で会い、協議入りを申し入れた。ただ、長妻氏は
「与党とは修正協議などせず、維新案の丸のみを迫るべきだ」と促し、与党と安易に修正合意しないようくぎを刺した。
（2015/06/29-21:51）

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015062900795