【政治】自民若手議員「朝生」ドタキャン　「百田発言」追及回避か、田原氏怒り「敵前逃亡」

海江田三郎 ★

http://www.hochi.co.jp/topics/20150627-OHT1T50252.html

作家の百田尚樹氏（５９）が「沖縄の２つの新聞をつぶさないといけない」と述べるなど、
出席者の発言内容が批判されている自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」問題の余波が広がっている。
２７日未明に放送されたテレビ朝日系討論番組「朝まで生テレビ！」では自民党議員が出演をドタキャン。
問題への追及を避ける意図があったとみられる。自民党は勉強会代表の木原稔青年局長（４５）を
１年間の役職停止処分、３議員を厳重注意とし、事態収拾に躍起だ。

　「朝生」の放送終了後、司会を務めるジャーナリストの田原総一朗氏（８１）は、
スポーツ報知の取材に「敵前逃亡です。番組ももう２８年やっていますけど、前代未聞のことですよ」と怒気を含んだ口調で述べた。

　有識者が集い、議題について夜を徹して語り明かす人気番組。２７日の討論テーマは与野党の
若手議員が日本の現状や将来について議論するものだったが、
出演したのは民主、維新、共産、日本を元気にする会の衆参議員７人のみ。自公議員の姿はなかった。

　冒頭で経緯を説明した番組プロデューサーによると、当初は３人の自民議員が出演する予定だったが
「地元の日程の調整がつかない」などとして、２５日までにそれぞれ断りの連絡が入ったという。
その後、別の議員三十数人に順々に出演交渉をしたところ、２５日夕方に１人からＯＫが出たが、
番組直前に「体調が悪くなって、病院に行くので深夜の番組には出られない」と
“ドタキャン”の連絡があったと明かした。公明議員は「与党として足並みをそろえたい」として欠席したという。

　相次ぐ批判を受けて審議が遅れている安保法制問題に加え、「文化芸術懇話会」
での発言問題についての追及を回避したとの見方もある。田原氏は「（現在の与党議員には）説明責任を果たす自信がないんだと思いますね」と断じた。

　パネリストとして出演した経済ジャーナリストの荻原博子氏（６１）は
「責任政党不在の討論になったので、正直違和感がありました」としながら
「三十何人が片っ端から自発的に断ったというのはちょっと考えにくい。
議員の言論の自由も弾圧する政権なのか、と勘ぐっちゃいます」と話した。

【政治】自民若手議員「朝生」ドタキャン 「百田発言」追及回避か、田原氏怒り「敵前逃亡」

【政治】自民若手議員「朝生」ドタキャン　「百田発言」追及回避か、田原氏怒り「敵前逃亡」