【ＭＥＲＳ】韓国ＭＥＲＳ　新たな感染者なし［06/28］

・（１番）がＭＥＲＳ発症、4つの病院・医院を訪門【→５月11日】
・平澤聖母病院に入院　院内感染開始【→５月15日】
・病院の必死のお願いと、１番患者の政府高官に知らせるとの脅しで保険福祉部が渋々検査し、（１番）陽性発覚【→５月20日】
・看護していた妻（２番）、同じ2人部屋に入院していた男性（３番）にも呼吸器症状が現れ陽性、院内感染発覚【→５月21日】
・同じ2人部屋に入院していた男性（３番）の娘（４番）に呼吸器症状が現れ陽性、息子（５番）も発熱が確認される（38.7℃）【→５月25日】

・親だけではなく妹や自分までが感染している事を知り怒った（３番）の息子（５番）が
　韓国政府の静止を振り切って韓国出国、中国入管を嘘証言で突破し、WHOのマーガレットが衛生署長を務める香港にわざと入り
　香港空港からバスを2本乗り継いで、さらに広東省に入る【→５月26日】

・韓国防疫対策本部が国際保健規則の規定に基づき、WHO西太平洋地域事務所に知らせ、WHOが中国保健当局に知らせる【→5月27日】

・所在が確認され、個人防護具（PPE）をつけた医療スタッフにより最寄りの病院へ搬送され、直ちに陰圧室へ隔離され厳重な感染予防策がとられ
　（３番）の息子（５番）は、自分が感染するまでの経緯を、中国とWHOに全て暴露【→5月28日】

6月18日Euro surveill誌
中国本土初の中東呼吸器症候群（MERS）輸入症例についての詳しい経緯報告
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=21158

28日の入院時、体温は39.5℃だったが湿性咳嗽はなし
その後3日で病状は悪化し、胸部Ｘ線上両側肺門に浸潤影を認め、リバビリン投与

感染の検査にはリアルタイムRT-PCRが用いられ
咽頭スワブ、血清、喀痰、便中のウイルスにつき経過観察
・血清では発熱後8病日までウイルスが検出
・咽頭スワブでは、検出は4病日までで以降は検出されず
・喀痰では肺炎を生じた7病日以降にウイルス検出
・便は10病日と15病日に検査し陽性

接触者対策は、28日より中国の国内ガイドラインに従って実行
乗り物の乗務員および患者の前後2列に座っていた乗客
15分以上にわたる対面をした接触者
ホテルやレストランおよび会議場で同じ場所にいた人は全て濃厚接触者とし
6月2日の時点で濃厚接触者78人を特定
最後の接触から14日間、隔離の上観察
【内訳】
ホテル従業員27人
会社従業員19人
レストランのウエイター13人
バスの乗客13人
飛行機の乗客6人

隔離終了までに症状を発現した者はおらず、
隔離の初日と最終日の咽頭スワブ検査も全て陰性

医療従事者はPPE装着を含む厳格な感染防御を行ったので、濃厚接触者とみなさず
医療従事者のうち53人の血清を6月10日に検査、全員陰性

【ＭＥＲＳ】韓国ＭＥＲＳ 新たな感染者なし［06/28］

【ＭＥＲＳ】韓国ＭＥＲＳ　新たな感染者なし［06/28］