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【国際】中国の圧倒的な軍事力に立ち向かうベトナム 日本とは大違いの「自分の国は自分で守る」姿勢 [06/25]

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/25(木) 13:18:04.70 ID:???
>>1より

したがって、ベトナムは中国による南シナ海拡張政策から自らの領域や権益を守り抜くため
には、自主防衛能力を強化するしかない。

しかしながら、中国とベトナムの海洋戦力(海上、海中、航空戦力)には天と地もの差が
あると言っても過言ではない状況である。

■最小抑止力を手にしたベトナム

ベトナム軍は、圧倒的に戦力差がある中国海洋戦力に対抗するために、万一の際には中国海軍
(ベトナムが関係するのは南海艦隊)の中枢に反撃を加えることができる攻撃力を構築しつつある。
圧倒的戦力を誇る敵とはいえ、その中枢部に反撃を加える能力を手にすれば、充分とはいえない
ものの「とりあえずの抑止力」を手にすることとなるのだ。

ベトナム軍が配備を進めているのが、ロシア製の強力な長距離地対艦ミサイルである。
ベトナム軍が運用を開始したのはK-300P Bastion-Pと呼ばれる地上移動式ミサイル発射
システムであり、そこから発射されるP-800 Oniks超音速地対艦巡航ミサイルの射程は
300キロメートルである。このミサイルシステムは、発射地点に移動してわずか5分で
攻撃準備が完了するという極めて機動性に富んだシステムと言われている。

ベトナム軍が配備を開始したこの地対艦ミサイルシステムは、中国海軍の南沙諸島方面への
本拠地である海南島の三亜海軍基地を射程圏内に収めているだけでなく、湛江の中国海軍
南海艦隊司令部をも攻撃することが可能である(P-800は艦艇だけでなく、地上目標の攻撃もできる)。

http://jbpress.ismedia.jp/mwimgs/d/8/400/img_d8b173baa1b6b277438a1141882752f4293372.jpg
黄色のラインがP800地対艦ミサイルの射程圏

ただし、ベトナム軍が現在手にしているK-300P発射管制システムはわずか2セットにとどまって
いるため、中国海軍の動きを封じ込めるほど決定的な抑止力にはなっていない。しかし、
万が一にもベトナムと中国の間に軍事衝突が発生した場合には、ベトナム軍による中国南海
艦隊の本拠地に対するミサイル攻撃が敢行される可能性があり、極めて限定的ながらも
抑止効果を期待することが可能である。

■自分の身は自分で守るベトナムの姿勢

以上のように、ベトナムは中国人民解放軍の圧倒的な軍事力に屈することなく、自国が領有権を
主張している島嶼岩礁に軍事施設等を設置して、それらに対する実効支配を目に見える形で示す
とともに、敵本拠地への反撃能力という最小限の抑止力を自力で身につける努力をしている。

このような自主防衛方針は、日本の防衛方針とは好対象である。日本は、尖閣諸島を実効支配
しているとは主張しているものの、何ら目に見える形での施策は実施しようとせず、万一の際
にも敵勢力の要所に対して反撃することによる「とりあえずの抑止力」を手にしようともしない。

現在、日本の国会で継続している安保法制論議からは、自主防衛力の構築など考えてもいない
ような政治家たちや、抑止力と日米同盟を同義と考えているような政治家たちの姿が誰の目に
も明らかになっている。自国の領域は自分で守り抜くというベトナムの姿勢を少しでも見習ってほしい。 (了)

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