【社会】シリア人難民認定訴訟、国は争う姿勢...3年前に来日、認定求め4人が提訴 - 東京地裁 [15/06/16]

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シリア人難民認定訴訟国は争う姿勢
【NHK】 2015/06/16 14:10

激しい内戦が続くシリアから日本に逃れてきたシリア人の男性4人が、難民と認めなかった国の処分は無効だと
訴えている裁判が東京地方裁判所で始まりました。

原告の男性が「家族で安心して暮らすために難民と認めてほしい」と訴えたのに対して、国は「処分に問題は
なかった」として訴えを退けるよう求めました。

シリア人の男性4人は、民主化運動に参加したため迫害されるおそれがあるとして3年前に来日し、人道上の
配慮から国に一時的な在留を許可されましたが、難民とは認めない処分を受けたため、ことし3月、処分の
無効を求める訴えを起こしました。

この裁判が16日東京地方裁判所で始まり、原告の1人で妻と幼い2人の子どもと暮らすユーセフ・ジュディさん(
31)が「シリアに戻れば逮捕されて殺されるおそれがあり、家族で安心して暮らすために難民と
認めてほしい」と述べました。

また、日本で生活するには日本語教育など難民でなければ受けられない支援策が必要だと訴えました。

弁護団によりますと、日本ではこれまでに60人余りのシリア人が難民認定を申し立てましたが、日本は政治的な
亡命者を念頭に置いて難民の制度を運用しているため、認められたのは3人にとどまっているということです。

一方、国は、16日の裁判で、「4人を難民と認定しなかった処分に問題はなかった」として訴えを退けるよう
求め、次回以降、詳しく反論する考えを示しました。

ソース: http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150616/k10010116291000.html

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http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HFB_Y5A310C1CR0000/