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【社会】廃炉工程表を改定 燃料取り出し、最大3年遅れ 福島第1原発 [06/12]
- 1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/12(金) 14:08:51.76 ID:???
- ★廃炉工程表を改定 燃料取り出し、最大3年遅れ 福島第1原発
2015.6.12 10:39
政府は12日、東京電力福島第1原発の廃炉に向けた中長期ロードマップ
(廃炉工程表)を改定した。がれき撤去作業の遅れや追加の安全対策などを盛り込み、
1〜3号機の燃料貯蔵プールからの燃料取り出しの開始時期を従来の工程より最大で
3年遅らせた。一方、溶け落ちた燃料(デブリ)の取り出し時期や、廃炉完了まで
30〜40年とする全体の工程は維持した。工程表は平成23年12月に策定され、
改定は25年6月以来2年ぶり。
改定後の工程表では、今年度前半を予定していた3号機の燃料の取り出しの開始時期
について、約30カ月遅らせて29年度とした。がれき撤去の際に放射性物質が飛散
した問題や、機器の不調などで大幅に作業が遅れていた。1、2号機の燃料取り出し
についても、線量低減など追加の安全対策を反映し、開始時期を29年度から
32年度に変更した。
汚染水対策では、原子炉建屋などへの地下水流入で1日約300トンずつ増えている
汚染水の発生量を、凍土遮水壁などを導入し28年度中に100トン未満にする。
多核種除去装置(ALPS)で処理した後のトリチウムを含む水の処分に向けた準備を
28年度前半までに開始する方針を掲げた。
廃炉工程で最難関となるデブリの取り出しについては、格納容器を水で満たす
冠水工法に加え、水を張らない気中工法も選択肢とした。2年後をめどに取り出し
方針を決定することも明記した。
◆福島第1原発の廃炉工程表
1〜4号機の廃炉を個別にスケジュール化したもので、工程は全体で3期に分かれている。
「第1期」は原子炉の安定的な冷却維持が中心だったが、平成25年11月の4号機燃料
貯蔵プールからの燃料取り出しから「第2期」に移行した。1〜3号機の燃料の取り出し
が終われば第2期は完結。溶け落ちた燃料(デブリ)の取り出しは「第3期」で、
建物を解体し更地に戻すまで30〜40年かかるとされる。
http://www.sankei.com/life/news/150612/lif1506120017-n1.html
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