福井市の幼稚園で、９日、ガス漏れを想定して避難の手順などを確認する訓練が行われました。
訓練は、福井市内約２万５０００世帯にガスを供給している福井市企業局が、市内の幼稚園や商業施設などを回って行っています。
福井市中心部の聖三一幼稚園で行われた訓練には、園児たち７０人余りが参加し、園内の調理室からガスが漏れたという想定で訓練を始めました。
最初にガス漏れを知らせる報知器が鳴ると、幼稚園の教員は、企業局に通報するとともに、教室にいた園児たちを安全なホールに避難させました。
園児らは指示に従い、落ち着いて整列しながら避難していました。
一方、調理室に駆けつけた企業局の職員は、すぐにガスの元栓を閉め、検知器で漏れたガスの濃度を確かめたり、ホースの付いた専用の装置で室内にたまったガスを屋外に排出したりしていました。
福井市企業局ガス・水道お客様課の吉村瞬潤課長は「園児たちが落ち着いて避難してくれてよかった。
いざという時もきょうと同じように避難してもらいたい」と話しました。
06月09日 12時24分
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