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【社会】憲法とは「国体」の言語化だ 天皇は日本の歴史の象徴である - 渡辺利夫氏(拓殖大学総長)

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/06/07(日) 15:39:49.07 ID:???
★憲法とは「国体」の言語化だ 天皇は日本の歴史の象徴である - 渡辺利夫氏(拓殖大学総長)
内外ニュース2015年06月07日 06:38

<私の憲法論 第二回>
個別的であれ集団的であれ、問題の中心は「衛」であります。国を「いかに」衛るかは、
もちろん重要なことですが、それより前に「何を」衛るかが、徹底的に議論されねばなりません。
何を衛るかが合意されれば、いかに衛るかは、おのずと合意されるのではないか、
というのが私の問題提起です。

視点のポイントは、日本という国家がどういう存在か、つまり日本の「国体」についてです。

ちなみに憲法とは、英語でいえばConstitutionです。Constitutionとは、体質のことです。
英和辞典でConstitutionと入力しますと、(1)憲法、(2)体質、と出てきます。
“I have a strong constitution.”という例文がまず書いてあります。
「私は強い体質をもっている」という意味です。

つまり、憲法とは「国体」のことです。少なくとも指導者といわれる人間であれば、
この国体のことを明示的に意識化しなければなりません。その意識を言語化したものが、
すなわち憲法なのですから。

そうであれば、憲法に日本という国家の成り立ちや国柄を示し、つまり日本という国家は何を
受容し何を排除する存在なのか。この「国体」のことが、明示的にせよ黙示的にせよ、
記されていなければ、それは日本の憲法とはいえません。この最も重要な観点からみて、
現憲法はとても日本国憲法といえるものではないと私は考えます。

それでは、日本とは、他国とは異なるどんな国体をもつ国家なのでしょうか。
私は日本の国体は3つのキーワード、1つは「同質的」(homogeneous)、2つは「自成的」
(自ら成る=autogeneous)、3つは「連続的」(continuous)、という形容詞で語るのが
適切だと考えます。

日本は四方を海で囲まれた「海洋の共同体」です。同一の国土の中でほとんど同種の人々が、
他国では使われていない、その意味で孤立的な言語である日本語を用いながら生を紡いできました。
また宗教上の争いが日本に亀裂を生じさせることはありませんでした。

同種の人々が孤立的言語の日本語を用い、宗教上の亀裂もない「同質社会」、
これが日本の大きな特質です。こういう「同質社会」は世界で、日本以外に
探し出すことはなかなか難しいのではないでしょうか。

日本が同質社会であることは、中国と比較してみれば歴然とします。中国の歴史を彩るものは、
王朝の反復転変史です。易姓革命と呼ばれます。徳を失った皇帝は、新たに天命を授かった
支配者によって命を革(あらた)められます。これが革命です。

また、皇帝の姓もまた易(あらた)められるのですが、これが易姓です。
革命の「革」も、易姓の「易」も、いずれも「あらためる」という意味です。

中国では、北方の遊牧民族や騎馬民族による征服王朝さえ、しばしば出現しました。
近くはモンゴルによる元朝、満州族による清朝がそうです。つまり、多様な民族の混淆
(こんこう)する「異質社会」が中国です。

人類学の用語法でいいますと、同質社会である日本の発展が「自成的」、つまり自ら成った
ものである一方、異質社会である中国の発展は「他成的」(allogenic)、つまり他文明の
影響を徹底的に受けて成ったものだということができます。

ですから、中国の歴史が「非連続的」(discontinuous)である一方、
日本の歴史は「連続的」であります。先ほど、私が日本のことを「海洋の共同体」だと
いったのも、そういう私の歴史意識のゆえです。

この大いなる共同体、同質的で自成的で、かつ連続的な歴史をもつ日本という国のありようを、
目にみえる形で私どもの前に現出させてくれるものが、「万世一系」の天皇です。

現憲法では「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴である」となっています。
確かにそういってもいいのですが、それだけでは足りません。むしろ、天皇は日本という
国家と民族の連綿としてつづく歴史の象徴だといった方が的確であろうと、私は考えます。
>>2へ続く

http://blogos.com/article/115204/

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