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【政治】 安保法制審議 違憲でも押し通すのか 法律が憲法違反か否か、最終的に決定する権限を持つのは菅義偉や中谷元ではなく最高裁だ

1 :擬古牛φ ★:2015/06/06(土) 16:56:55.41 ID:???
★安保法制審議 違憲でも押し通すのか

 やはり憲法違反との疑いは免れない。集団的自衛権の行使を可能にする安全保障法制である。
安倍内閣は憲法学者の指摘を重く受け止め、「違憲法案」を強引に成立させることがあってはならない。

 粋な人選か、それとも「墓穴」を掘ったのか。
政権与党の自民、公明両党などが衆院憲法審査会の参考人として推薦した有識者が、
政府提出の安全保障法制を憲法違反と断じる異例の展開である。

 四日の同審査会で自公両党と次世代の党が推薦した長谷部恭男早稲田大教授が、
集団的自衛権の行使を認めた昨年七月の憲法解釈変更に基づく安保法制について
「従来の政府見解の基本的な論理の枠内では説明がつかず、法的安定性を大きく揺るがす」と指摘した。

 民主党推薦の小林節慶応大名誉教授と維新の党推薦の笹田栄司早稲田大教授も
同様に違憲との見解を示した。妥当な指摘だろう。

 憲法九条は、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇と武力の行使を放棄している。
憲法で許される自衛権の行使は、日本を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであり、
集団的自衛権の行使はその範囲を超え、憲法上許されない。政府はそうした憲法解釈を堅持してきた。

 長年の国会審議を通じて積み重ねてきた集団的自衛権の行使を違憲とする憲法解釈を、
安倍内閣が一内閣の判断で変え、行使容認を反映した安保法制の成立を強引に図ることはやはり許されない。

 ところが、安倍内閣は意に介していないようである。

 菅義偉官房長官はきのうの記者会見で「現在の解釈は、従来の政府見解の枠内で合理的に導き出せる。
違憲との指摘は当たらない」と強調し、中谷元・防衛相も衆院特別委員会で
「憲法解釈(変更)は行政府の裁量の範囲内で、憲法違反にはならない」と述べた。

 法律が憲法違反か否か、最終的に決定する権限を持つのは最高裁判所ではある。

 しかし、著名な憲法学者がそろって、それも国権の最高機関である国会で、安保法制=違憲論を展開したことの意味は重い。

 長谷部氏ら三氏以外にも、全国の憲法学者二百人近くが法案に反対する声明を出している。

 政府は法案撤回に応じるか、せめて今国会成立は断念すべきだ。
憲法学者の警告を無視し、国会での議論も尽くさず、「夏までに」という米国との約束を盾に、違憲法案の成立を急ぐべきではない。

東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015060602000141.html

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