【メディア】「かたわ」発言を謝罪したNHKに乙武氏「配慮の行き過ぎ」示唆

★NHKの不適切発言謝罪に乙武氏「配慮の行き過ぎ」示唆
2015年05月25日 14時22分
提供：アメーバニュース/政治・社会

5月22日に放送されたNHK総合の情報番組『あさイチ』に女優の市原悦子がゲスト出演。
同番組内で放送禁止用語をコメントしたことがネットで波紋を呼んでいる。

市原は、各界の第一線で活躍するゲストを招く同番組のトークコーナー『プレミアムトーク』
に出演。夫との馴れ初めや女優業についてトークを展開し、また市原が声優を務めたテレビアニメ
『まんが日本昔ばなし』にも話は及んだ。

市原は「日本昔ばなし」の中でも、特に「やまんば」の話が気に入っていることを明かし、
「やまんば」について、「世の中からずれた、外れた人。例えば『片輪』になった人、
人減らしで捨てられた人、外国から来た『毛唐』」など、疎外された人たちが原点なの
ではないかとの独自の考察を披露した。

この「片輪（かたわ）」や「毛唐（けとう）」という言葉は、いずれも体が不自由な人や
外国人に対する表現で、メディアなどでは使用が避けられるもの。番組では終盤で
有働由美子アナウンサーが「『プレミアムトーク』の中で『片輪』『毛唐』という
発言がありました。体の不自由な方や外国人の方々を傷つける言い方でした。
深くお詫びいたします」と謝罪を行った。

しかし、この謝罪に対してネットでは「流れからして問題は無いと思う。逆に気にし過ぎる
事が差別である」「話の流れを見て決めればいいのに…」「差別意識はない」などと市原の
発言を擁護する声が多数。作家の乙武洋匡氏も自身のツイッターで「この謝罪を『配慮の行き過ぎだ』
と不快に思った視聴者に対するお詫びはいいのだろうか」とコメントしている。

http://yukan-news.ameba.jp/20150525-84/