【政治】維新との連携練り直し　改憲・安保　小野次郎幹事長代理は安保法案について本会議で厳しく批判

1 ：マカダミア ★：2015/05/19(火) 00:25:33.24 ID:???*.net

大阪都構想をめぐる住民投票否決と維新の党の橋下徹最高顧問（大阪市長）の政界引退表明で、安倍政権が当面の重要課題と
する安全保障関連法案審議や憲法改正で描いていた維新との連携戦略は練り直しが避けられない情勢だ。野党再編も絡み、
維新の動向は流動的で、政権内には「いずれ分裂するだろう」との見方も出ている。

　「自民、公明、維新で賛成できれば良かったが、もう期待できない」。自民党中堅は１８日、安倍晋三首相が今国会成立を
目指す安保法案の審議に誤算が生じたことを認めた。自民党が来年夏の参院選後を想定する憲法改正発議に関しても
「参院選後の改憲スケジュールを今考えても崩れる」（自民党幹部）との声が漏れる。
　安倍政権は後半国会で、焦点の安保法案だけでなく、電力、農協などの「岩盤規制」改革やカジノ解禁で、政権の方向性に
理解を示す維新の協力を得たい考えだった。その先に見据える憲法改正では、来年の参院選で自民、公明の与党などに維新も
加えて改憲発議に必要な３分の２の議席を確保するシナリオを描いていた。

　維新の片山虎之助参院議員会長は１８日の党参院議員総会で、今後の党運営について「いいことは協力するが、おかしいこ
とは断固反対する」と「是々非々」路線を堅持する考えを表明。しかし、同党の小野次郎幹事長代理は参院本会議で、安保法案に
ついて「歯止めのない軍事同盟路線という疑念を差し挟むものだ」と厳しく批判した。

　首相や菅義偉官房長官と親密な関係を構築してきた橋下氏の求心力低下は必至で、維新が政権との対決路線にかじを切ったり、
党が割れたりする可能性もある。菅長官は１８日の記者会見で「政策的に合うところは協力してもらう。是々非々の立場、健全な
野党という維新の基本方針は変わらないと思う」と連携継続に期待を示したが、思惑通りには運びそうにない。

　こうした中、自民党の二階俊博総務会長は講演で、橋下氏の引退は当然と指摘し、「来るべき大阪市長選に立派な候補者を出し、
大阪を名実ともに奪還しなければ駄目だ」と維新との全面対決を唱えた。「維新カード」に固執する首相官邸の路線にくぎを刺し
たのは明らかで、「政高党低」とされる官邸と党の力関係にも微妙に影響しそうだ。（2015/05/18-20:41）

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015051800795
維新との連携練り直し＝改憲・安保、シナリオ不透明に−安倍政権