【尖閣防衛】沖縄の反米感情が悪化しているので…オスプレイ、嘉手納ではなく横田基地（東京）に配備

★米、沖縄の感情悪化懸念＝早期配備へ次善策－オスプレイ

【ワシントン時事】米軍が空軍の垂直離着陸輸送機ＣＶ２２オスプレイの配備先として
横田基地（東京都福生市など）を選んだのは、有力候補地だった嘉手納基地
（沖縄県嘉手納町など）の地元の反米感情が悪化し、次善の策を取らざるを得なかったためだ。

ＣＶ２２の横田配備構想が最初に公になったのは、太平洋空軍のカーライル司令官（当時）が
「横田も議論されている」と述べた２０１３年７月。オスプレイをめぐっては当時、
海兵隊仕様のＭＶ２２の普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）配備に反発する世論が盛り上がっており、
ＣＶ２２の行き先も沖縄となれば、抗議活動が過激化する恐れもあった。

ただ、空軍にとってＣＶ２２はＭＶ２２と同様、実戦運用を経て性能が証明されている機種で、
英国にも既に配備済みだ。米軍はアジア第一の戦略拠点である日本へも早期に派遣する
必要があると考えていた。横田であれば、沖縄ほど地元の反発は強くないとの計算もある。

それでも日本側からは「米空軍は日本国民にとってオスプレイが持つ政治的意味を理解していない」
（自衛隊関係者）と懸念する声が漏れる。横田への配備開始は１７年後半。日米両政府とも今後２年間、
安全性などに関し、住民に説明を尽くし、理解を得る努力を重ねる必要がある。（2015/05/09-06:07）

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201505/2015050900042&g=pol

★米軍、横田基地にオスプレイ　年内にも配備へ
捜索・救助などに
2015/5/9 9:48

【ワシントン＝吉野直也】米軍は年内にも特殊作戦を任務とする空軍仕様の新型輸送機
ＣＶ22オスプレイを米軍横田基地（東京都福生市など）に配備する。沖縄には既に米軍普天間基地で
米海兵隊仕様のＭＶ22オスプレイを運用しているため。本土への新型輸送機の配備は初めてとなる。

海兵隊仕様のＭＶ22が自軍の展開に使うケースが多いのに比べ、空軍仕様のＣＶ22は
捜索・救助など特殊作戦を担う想定だ。米軍は横田基地に10機の配備を計画している。

ＣＶ22は機動性に定評がある半面、厳しい状況での飛行を迫られることから事故率はＭＶ22より高い。
米国防総省は現時点でＣＶ22の配備について説明をしておらず、横田基地周辺住民が反発する公算は大きい。

ＣＶ22の配備を巡って米軍幹部は2013年に横田基地を軸に検討していると言明していた。
特殊作戦機の運用実績がある嘉手納基地も候補の一つだったが、沖縄側の反発が強いため、候補から外した。

横田基地は在日米軍と航空自衛隊の双方の司令部があり、朝鮮半島有事など日本周辺有事を
にらんだ拠点と目されている。ＣＶ22は航続距離が長く、中国が挑発を続ける沖縄県・尖閣諸島
付近での不測の事態も念頭に置いているとみられる。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM09H0Z_Z00C15A5NNE000/

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