■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
【政治】河野洋平氏がロイターのインタビューに答える 「安倍首相は歴史修正主義の疑念払拭を」
- 2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/03/20(金) 22:20:59.22 ID:???
- >>1より
──疑念が払しょくされない場合、最も懸念することは。
「日本の国際的信用を失墜させる。日中関係は今より悪くなり、日韓関係も非常に悪くなる。
日中・日韓の関係がごたごたすると、米国は非常に困るだろう」
──日中関係は昨年11月以降、改善の動きが出始めている。逆戻りか。
「逆になる可能性がある。中国はいまだに安倍政権にかなり懐疑的だ。しかし、少なくとも安倍さんも
中国に来て(APEC首脳会議の際に)習近平国家主席と言葉を交わしたのだから、不安を持ちながらも、
一生懸命自分に言い聞かせて、手探りで進めている。しかし、ここで、そうでないことがはっきりすれば、
やはり違うなということになり、(日本に対する)信用は非常にマイナスの方向に進む可能性がある」
「日韓は今年国交正常化50周年。(文字通りの)節目だ。この節目の時に、問題を克服すべきではないか」
──安倍首相が進める安全保障政策についての評価は。
「疑問を持っている。『積極的平和主義』をとるというが、集団的自衛権行使も容認する、
武器輸出(の原則)も従来より緩める、自衛隊の海外派遣についても従来のやり方とは違うのだという」
「簡単に言うと、武力を持ってでも平和をつくるという前のめりの考え方に非常に不安をもっている。
私はもちろん、国民が非常に不安を持っている。なぜか。それは、本当に民主主義の手順が踏まれているだろうか、
国会での議論が民意に沿っているのかどうかということへの不安がある。圧倒的多数を持っている与党が
思ったことをやるんだというが、それは必ずしも民主主義とは言えない。民主主義では、少数意見の
尊重やもう少し丁寧な手続きがあるべきだ」
──安倍首相が意欲的な憲法9条改正について。
「絶対反対だ。日本は70年前の悲惨な戦争で、あれだけの人命を失い、あれだけ周辺国に迷惑をかけ、
その反省のもとに新しい日本を出発させた。そういうことへの反省・記憶をどこかに置いて、
またもと来た道を歩くのかという不安を、日本人は心の底に持っている」
──国民の不安を代弁する声があまり聞かれない。なぜか。
「選挙制度に原因がある。小選挙区制に変ったために、民意がうまく反映されなくなった」
「また、小選挙区制を導入したころから、派閥の力を弱めようとしてきた。複数の候補者が立てられる
中選挙区制時代は、派閥の力が盛んだった。ところが、一人の候補者しかたてられないとなると派閥の力は弱くなる。
権力に対してモノを言おうとする時、昔は、不利益処分を被りそうになっても、派閥がそれを守ってくれた。
ところが、今、派閥の力が弱くなってしまい、一人の力で、一人のリスクでやらないといけないということになり、言いにくくなった。
(リンダ・シーグ 吉川裕子 編集:田巻一彦)
総レス数 7
7 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver.24052200