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【エネルギー問題】アイスランド、地熱発電で「資源小国」克服 電力輸出も視野

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/03/03(火) 14:22:58.74 ID:???
★アイスランド、地熱発電で「資源小国」克服 電力輸出も視野
2015.3.3 06:21

世界最北の島国アイスランドは地熱発電所の積極的な開発を続け、エネルギーを化石燃料の輸入に頼る
「資源小国」からの脱却を果たした。いまや電力は地熱などの再生可能エネルギーだけで確保し、
近年は電力の輸出にも関心を寄せる。日本は豊富な地熱資源量を抱えながらも、アイスランドのような
「地熱大国」への道のりは遠い。

首都レイキャビクから東に約20キロ。広大な溶岩の山裾にある同国最大のヘトリスヘイジ
地熱発電所からは、猛烈な勢いで水蒸気がわき上がっていた。2006年に運転を始め、
約30万キロワットの発電と約13万キロワット相当の熱水供給能力を持つ。

運営する地熱発電事業会社レイキャビク・エナジーの担当者は「地熱はアイスランドの石油だ」
と胸を張る。使用しているタービンは日本製という。

総人口が約32万人のアイスランドは、かつては典型的な資源小国だった。
「国内に石炭や石油などの天然資源がなかった」(グンロイグソン首相)ことから、
1973年の石油危機を機に地熱の開発を本格化させた。

以前は輸入した石油や石炭で大半の資源を調達したが、地熱の開発によってエネルギー供給構造を
一変させた。現在、国内で使う電力の約3割を地熱、残りを水力発電で賄っている。

地熱の利用は発電にとどまらない。スバルンツェンギ発電所近くの温泉施設「ブルーラグーン」には、
欧州各地から観光客が訪れる。魚の養殖や温水成分を利用した化粧品の販売まで手掛けている。

電気料金は他の北欧諸国よりも安く設定され、スイスの民間調査機関、国際経営開発研究所(IMD)
によると、昨年の国別競争力ランキングでアイスランドは電力系統部門で首位。膨大な電力を使う
アルミニウム精錬が同国の主要産業の一つだ。

地熱で十分なエネルギーを確保したいま、政府や電力会社は視線を海外に向けている。
政府は地熱技術の海外展開に意欲的だ。20カ所で新たな発電所を計画中の国営電力会社
ランズヴュルキュンも、海底ケーブルで接続したイギリスに余剰電力を輸出する検討を進めている。
同社幹部は「まだ研究段階」としながらも、「英国側と非公式な話し合いをしている」という。

もっとも、電力市場が欧州と一体化すれば、国や自治体が出資するアイスランドの一部の電力会社の
在り方に対し、自由化で先行する欧州諸国から注文が付きかねない。

既にアイスランドでは発電部門と送電部門を別会社化する発送電の分離を実施しているが、
「(国営の)発電会社は私たちにとって大切であり、組織形態を変えようという議論は当面起きない」
(通商産業省幹部)と、EU(欧州連合)並みの自由化とは一線を画す。

同じ火山国の日本は世界3位の地熱資源量を持つ。ただ、環境保護との兼ね合いや、巨額の開発資金が
必要となることもあり、電力需要に占める地熱の比率はわずか0.3%にとどまる。長期にわたる国の
強力な後押しでエネルギー転換を可能にしたアイスランドから、学ぶべきことは多い。(塩原永久)

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/150303/cpd1503030500002-n1.htm

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http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1421648999/

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