2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【社会】「大学生ってホントにいるんだ」 貧困拡大で開く教育格差

1 :海江田三郎 ★:2015/02/28(土) 11:21:49.19 ID:???*.net
http://dot.asahi.com/wa/2015022500067.html
日本の子ども(18歳未満)の6人に1人が貧困──。厚生労働省の2012年の調査で、そんな結果が明らかになった。
派遣やパートなど非正規社員の増加で、戦後の「一億総中流」という豊かさが失われていく。なかでも格差社会の現場で、「子どもの貧困」が深刻だ。
 貧困への理解が進まない要因のひとつとして、学校現場の問題を指摘するのは、
日本大学の末冨芳・准教授(教育行政学)だ。忘れ物をしたり、遅刻を繰り返したりする子どもがいる場合、
教師は「前日に準備しなさい」「きちんと起きなさい」と生活指導をするのが常だ。
「実は母親が一日中働いていて、朝は起こしてくれないのかもしれない。忘れ物も、文房具を買えないのかもしれない。
校外学習に行きたくないと嫌がる生徒も、実は参加費の数百円が用意できないのかもしれない。
多くの教師がそこまで思いが至らず、『ちょっと困った子』ということで終わってしまう」(末冨准教授)
 生活保護世帯の情報が、各教師に伝えられていないケースも多く、北陸地方の小学校教諭の男性(34)は
「学校現場では、親に面倒を見てもらっていない子はわかる。髪が寝癖だらけだったり、服が洗濯されず汚れたままだったり。
けれど、そこに貧困があるかどうかまで見分けるのは難しい」とこぼす。末冨准教授は、
「大学の教員養成課程や、教員の研修で、貧困の現状について学ぶ機会をつくるだけで、ずいぶん状況は変わるでしょう。
貧困に気づけば、ケースワーカーや医療機関、福祉施設と連携することができ、子どもの生活を支えることにつながります」
子どもを貧困から救うには、周囲の理解と支援が欠かせないことは明らかだ。取材中に出会った
慶応義塾大学3年の内山田のぞみさん(21)は、貧困の逆境から脱出したひとりだった。

 母子家庭で育ち、都営住宅で暮らす。内山田さんが「貧困から抜け出すためには大学へ行こう。
そのためには勉強しなきゃいけない」と気づいたのは、生活費のために始めた高校時代のアルバイトだった。
自宅から徒歩30秒ほどの焼き肉店に、週2、3回通うようになると、オーナー夫妻の息子たちが慶応大学に通っていることを知った。
「自分の暮らす地域にあるごくふつうの焼き肉店の、ふつうのご夫婦。そのお子さんたちが大学に行っていることにびっくりして、
あこがれました。遠いと思っていた世界が近く感じて、私もチャレンジしてみようと思いました」
 猛勉強して、現役で合格。学費は母がコツコツためていたお金とバイト代などで工面しつつ、
無料学習塾を主宰するNPO法人キッズドア(渡辺由美子理事長)でインターンとして、貧困家庭の子どもたちに勉強を教えている。
 子どもの親や周囲も中卒か高卒が多いからか、「大学生って本当にいるんだ!」と驚く声が聞こえてくる。
お昼ご飯代が100円で、コンビニでお菓子を買って済ませてしまう子もいる。お金がなく、いろんなことをあきらめてきたからか、
夢がない子が多いと感じるという。だから、自分も貧しい家庭で育ったことを話して聞かせている。
「わたしも誰かの『焼き肉屋のお兄ちゃん』になれたらいいなと思ってます」


広がる「子どもの貧困」 ひとり親世帯では2人に1人
http://dot.asahi.com/wa/2015022500065.html

総レス数 448
120 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★