【京都】世界遺産・二条城前にマンションやめて...市長、阪急阪神HDにホテル誘致要望 [15/01/21]

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二条城前にマンションやめて　京都市長、企業にホテル誘致要望
【京都新聞】 2015/01/21 09:01

世界遺産・二条城の前にあり、昨年12月に営業を終了した京都国際ホテル(京都市中京区)の土地・建物を
マンション開発の阪急不動産(大阪市)が取得したことについて、京都市の門川大作市長は20日、同社と親会社の
阪急阪神ホールディングス(HD、大阪市)に対し、新たなホテルを誘致するよう求める要望書を提出した。

市が民間企業に対し、ホテル誘致を文書で要望するのは初めてという。阪急不動産は活用方針を
明らかにしていないが、市はマンション建設の可能性が高いとみて、ホテル実現を働きかけた。

要望書では、京都国際ホテルの立地について「絶好のロケーションです。京都市内の観光をするには非常に
便利で、国内外のお客様をもてなすホテルとしては最高の条件がそろっている場所だと考えております」と
強調。「市内で不足している国際観光都市にふさわしいホテルの誘致を切望する次第です」と訴えた。

門川市長は「あの場所がマンションになることは多くの市民が望まない。阪急阪神HDは以前から京都の
まちづくりや観光振興に深い理解がある。ぜひ英断してほしい」と話す。

一方、阪急阪神HDは「対応は事業会社(阪急不動産)にまかせている」とし、阪急不動産は「土地・建物の
利用方法については、あらゆる可能性を検討している」としている。

京都国際ホテルの敷地面積は約7500平方メートル。ホテルを所有していた藤田観光が施設の老朽化などを理由に
営業を終了して売却する方針を2013年10月に発表し、昨年12月に阪急不動産が取得した。

ソース: http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150121000028
画像: http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2015/01/20150121092838121hoteru.jpg
　(昨年末に営業を終了した京都国際ホテル。土地・建物の利用方法に注目が集まっている(20日、京都市中京区))