【鹿児島】サンゴ密漁の中国船摘発に貢献　通報した男性と漁協に海保が感謝状

★違法操業の中国船摘発に貢献　串木野海保が感謝状
2014年12月23日

南さつま市沖の日本領海内で起きた中国漁船による違法操業事件の摘発に貢献したとして、
串木野海上保安部は２２日、同市笠沙町の漁業森宝徳（たかのり）さん（４８）と、
森さんが所属する南さつま漁協に感謝状を贈った。

森さんは同市沖でエビ漁をしていた１１月１７日午前８時頃、さび付いた不審な２隻の漁船を発見した。
中国国旗が掲げられていたため、「サンゴの密漁ではないか」と疑い漁協へ連絡。
漁協は第１０管区海上保安本部（鹿児島市）に通報した。

１０管は通報を受けて２隻の船長２人を現行犯逮捕。鹿児島地検は２人が日本領海内でサンゴを
採るための道具を使って漁をしたとして、外国人漁業規制法違反（領海内操業）で鹿児島地裁に起訴した。

漁協で感謝状の授与式が行われ、土屋康二・串木野海上保安部長が「速やかな通報が事件の
早期解決につながった」と称賛。森さんは「サンゴの密漁事件が相次いでいることは知っていたが、
『まさか鹿児島で』という気持ちだった。捕まって安心した」と話し、漁協代表の四元重美組合長は
「国境の海で操業しているという自覚を持ち続けたい」と決意を語った。

同海上保安部は、現場海域で森さんと中国漁船について無線で情報を交換し、捜査に協力した
薩摩川内市下甑町の漁業東孝也さん（６２）に対しても感謝状を贈ることにしている。

http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141222-OYTNT50065.html
感謝状を受け取った森さん（右）と四元組合長
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20141222/20141222-OYTNI50015-L.jpg

【鹿児島】サンゴ密漁の中国船摘発に貢献 通報した男性と漁協に海保が感謝状

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