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【国際】米国の軍事技術優位を深刻に脅かす中国のサイバースパイ

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/11/26(水) 15:06:27.46 ID:???
★米国の軍事技術優位を深刻に脅かす
中国のサイバースパイ
2014年11月26日(Wed)  岡崎研究所

米AEIのイーグレン研究員とモリソン研究助手が、10月21日付 Real Clear Defenseウェブサイト掲載の論説で、
中国によるサイバースパイは、米国の軍事技術の優位を深刻に脅かしており、米議会はこの問題にもっと関心を
持つべきである、と警告しています。

すなわち、10月初め、J.P. Morganへのサイバー攻撃が全米の耳目を集めたが、多くのアメリカ人は、
米軍の最先端の武器システムに対する、定期的で洗練されたサイバー窃取について、多くを知らない。
中国政府の支援を受けたハッカーグループによるサイバー犯罪は、FBIが警告していたレベルまで達している。
5月には、司法省が、5人の人民解放軍将校を産業スパイ容疑で起訴した。

中国の組織的なサイバースパイは、米国の国家安全保障に深刻なダメージを与えているが、
議会はほとんど役に立つことをしていないように見える。

しかし、国防総省はこうした窃取に懸念を持っており、議会も真剣な関心を払い始めるべきである。
昨年、ワシントン・ポスト紙が報じた、中国のハッカーが二十数件を超える米軍の武器システムの設計に
危険を与えたとする国防総省の機密報告によれば、被害を受けたプログラムの中には、F-35を含む、
現在の米軍の優位にとり極めて重要な武器が含まれていた。

中国が軍事的近代化を続けるに従い、ペンタゴンの当局者は、米国の軍事技術の優位が危機に瀕していると、
より強く警告している。調達・技術・兵站担当のFrank Kendall国防次官は、「米軍の技術的優位は、
アジア太平洋地域で、この数十年で最大の挑戦を受けている。技術的優位は、もはや確実なものではない。
これは、将来の問題ではなく、眼前の問題である」と言っている。

ペンタゴンの多くの指導者は、先を見据えた、画期的な技術と能力の開発に対して投資してきた。
しかし、中国は、米軍が中国との競争で優位を維持するために依存している多くの次世代技術を、
サイバースパイにより危機に陥れている。

これが東アジアの安全保障に与える結果は、明白であろう。中国が米軍の最先端の能力によりよく対応
できるようになればなるほど、中国が、地域において、攻撃や威圧に乗り出すハードルは低くなる。
将来の中国のサイバー窃取を抑止する必要性がある。今の傾向が続けば、サイバー窃取は米軍の技術的優位の
凋落を加速させる一方であり、米兵士の生命をより危険に晒すことになる。

さらなるサイバー窃取が、米国の技術的優位を支える機密をほとんど残らず暴露してしまう前に、
中国のサイバースパイへの対処を、行政府と議会の最優先課題にしなければならない、と述べています。

出典:Mackenzie Eaglen&Charles Morrison, ‘It's Time to Wake Up: Chinese Hacking Is Eroding U.S. Military Superiorit’(Real Clear Defense, October 21,2014)
http://www.realcleardefense.com/articles/2014/10/21/time_to_wake_up_chinese_hacking_is_eroding_us_military_superiority_107505.html

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4478
>>2へ続く

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/11/26(水) 15:06:39.05 ID:???
>>1より

* * *

イーグレンは、米国の安全保障政策について、特に、予算、技術の面から精力的に研究している研究者です。
モリソンは、おそらく彼女の下で研鑽を積んでいるのでしょう。


ある技術は、いずれは追いつかれるのが宿命ですから、全体として技術的優位を維持するには、最先端を
維持するための不断の努力をすること、ライバルによる技術獲得を出来るだけ抑えることが肝要です。
この点、米国の中国に対する軍事的優位は、前者については米国の国防予算不足から、後者については
中国による技術盗取、特にサイバースパイから脅かされています。

ただ、模倣者は、模倣の対象を技術面で追い越すことはありません。中国は、かなり早いスピードで
追い付いてきていますが、まだ米国や日本を上回る新技術の開発は見られないように思われます。

軍事技術の窃取については、通常のスパイか、サイバースパイかによらず、中国がそれに精を出すのは当然のことです。
サイバースパイを含め、「軍事技術へのスパイ活動は違法である」という意識は、国際社会にはありません。

サイバー空間での行動規範のようなものが出来れば良いのですが、それはかなり困難なことでしょう。
米中作業部会で、民間の知的財産権侵害問題はとりあげるべきですが、武器技術のスパイに関して
中国の行動を抑制する合意などは望めないと思われます。

そういうわけで、武器技術に関する情報は、自分の力で防衛するように努力すべきです。論説が指摘する通り、
日本も導入を考えているF-35などの情報をとられているとすれば、日本にとってもゆゆしき事態です。
武器技術を守る方法は多くあり、設計情報はインターネットではアクセスできない閉鎖システム内に置くなどの、
諸措置があり得ます。もちろん、自助努力を大前提としたうえで、日米での共同対処も不可欠であり、
日米ガイドライン見直しの過程でも、この問題は重点的に取り上げられることになるでしょう。

なお、この論説は、議会がこの問題に関心を持つべきである、と提言していますが、その点は、少しピントが
ずれているように思います。やはり、先端兵器技術の防護は行政府、特に国防総省がするべきことで、
議会ができることは、実質的には、あまりありません。サイバースパイの阻止ではなく、最先端の技術開発に
支障をきたさないよう、国防費の削減を押しとどめることが、議会のなすべき役割であると思います。 (了)

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4478?page=2

3 :名無しさん@13周年:2014/11/26(水) 15:17:33.08 ID:15njjAa4Q
アメリカはサイバー戦も軍事行動とみなしてるんじゃなかったっけか?
強行措置取れないのは大統領のせいじゃねw

4 :名無しさん@13周年:2014/11/27(木) 06:10:28.80 ID:Rsfr3NBVs
しようがない
オバマが犯罪中国に媚媚だから、中国はやりたい放題

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