【栃木】イチゴ王国・栃木、ブランドでもトップへ　新品種「スカイベリー」出荷

Anubis ★＠＼(^o^)／

イチゴ王国・栃木、ブランドでもトップへ　新品種「スカイベリー」出荷
産経新聞 11月24日(月)11時14分

クリスマスケーキに欠かせないイチゴ。
甘い思い出にいくぶん、すっぱさも交じる。クリスマスを前に、市場への出荷が本格化するが、イチゴの都道府県別収穫量は、昭和４３年から４６年連続で栃木県が１位なのをご存じだろうか。
高級品種では福岡県産「あまおう」が知られるが、「イチゴ王国」栃木も黙ってはいない。高級品種「スカイベリー」が今年から本格出荷。
イチゴ王国の逆襲が始まる。

イチゴ王国の繁栄を支えてきたのは、程良い酸味と形の良さを兼ね備えた「とちおとめ」。栃木県の生産量の約９割を占める。しかし、世に出て１８年。大量出荷で価格は低下。
生産農家のもうけが少ないため、出荷量にも陰りが見え始めた。
それを見越してか、栃木県農業試験場いちご研究所（栃木市）では以前から「酸味は控えめで甘みが強く、大粒なイチゴ」を目指し、高級品種の開発を手掛けていた。そして、約１０万株の苗をもとに交配を重ね、１７年かけて開発されたのがスカイベリーだ。

できる粒の約７割が２５グラム以上で、きれいな円錐（えんすい）形が特徴。大粒が売りのあまおうは２０グラム以上が４割で、それを上回る。
開発者は「とちおとめより総合力は高い。きっと全国でも人気になる」と太鼓判を押す。名前の由来は、栃木県日光市にある日本百名山の一つ「皇海山（すかいさん）」。
東京スカイツリーにちなんだと思われがちだが、「大きさ、美しさ、おいしさの全てが大空に届くように」との願いが込められている。

平成２４年から試験販売されていたが、生産農家は数十戸と少なく、一部の百貨店でしか買えなかった。栽培ノウハウも確立されておらず、味も「ポテンシャルの全てを発揮できていない」（同研究所）と、ばらつきがあった。そのため、県は温度管理などの適切な栽培方法を示したマニュアルを作成。生産農家に配布し、今年度産は、より高い品質が期待できる。
生産農家は１８４戸で、出荷量は５００トンの見込みだ。

県ではスカイベリーの特設ホームページ（ＨＰ）やＰＲ動画を作成。
ＨＰでは福田富一県知事が“コスプレ”で、イチゴ王国の国王になってトップセールスに力を注いでいる。

前年度産の平均卸売価格は、あまおう１キロ１２００円台に対し、スカイベリーは同１１００円台。生産農家が増え、栽培方法が工夫されれば、その差は確実に縮まり、追い抜くことも夢ではない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141124-00000520-san-soci

【栃木】イチゴ王国・栃木、ブランドでもトップへ 新品種「スカイベリー」出荷

【栃木】イチゴ王国・栃木、ブランドでもトップへ　新品種「スカイベリー」出荷