【市民の声】「現政権は悪いイメージ」「選挙をしても何も変わらない」「何のための解散か」「政治不信が加速」懐疑的な声が大半を占める

ジーパン刑事 ★＠＼(^o^)／

突然吹き始めた“解散風”。安倍首相は早ければ来週にも衆院を解散し、
年末選挙に打って出る可能性が高まっている。「政治とカネ」の問題や、
アベノミクス失速による消費税再増税の断念などの引責という図式がある一方、
野党の準備不足の隙を突いた党利党略などとの批判も渦巻く
千葉県内で県民らの声を聞くと、やはり選挙には否定的、懐疑的な声が大半を占めた。

　千葉市若葉区のパート女性（６８）は「このまま選挙をしても変わらないと思う」と
解散前にもかかわらず早くも結果予想。「もう少し現政権の様子を見てみたい気持ちがある」とした。
船橋市の主婦（４１）も「今とあまり変わらない結果になると思う」と推測した。

　富津市の無職男性（６８）は「消費税を再び上げるかどうか決めかね、
結局民意を問い直すというやり方がよくわからない。今は大臣が２人辞めた政権という印象が強い」
と政権の混迷ぶりにあきれ顔。「現政権は政治とカネの問題で悪いイメージが強い」
という千葉市緑区の無職男性（６５）は「課題が山積みの中で、いきなり解散して選挙というのはどうかと思う」と姿勢を疑問視した。

　仕事で県内を訪れた都内の会社員男性（３３）は「北朝鮮による拉致問題などの
課題の解決がさらに遅れる」と懸念。千葉市中央区の羽衣公園で散歩していた
同区の無職男性（６８）も「周辺国との間にさまざまな課題があるのに、選挙などやっている場合ではない。
政治家の足の引っ張り合いを見ているようで気分が悪い」と強い口調で批判した。

　若者も黙っていない。都内の私立大学４年の船橋市の女子学生（２２）は
「選挙となれば税金がかかる。もっと有意義な税金の使い方があると思う」。
同市中央区の自営業女性（７３）も「生活が苦しい国民が多数いるのに、多額の費用がかかる選挙などやるべきではない」とし、
「増税が焦点というが、小売業者は８パーセントでも経営が厳しい。さらに上げるなんてとんでもない」と憤った。

　１６日に市長選の投開票を控える館山市の会社員男性（５１）は「市長選が始まった矢先に
解散総選挙の話が出て驚いた。あまりにも唐突で何のための総選挙なのか分かりにくく、
来年の統一地方選を見据えた選挙戦略にしか思えない。政治不信が加速するだけなのではないか」と手厳しかった。

　解散・総選挙への賛成はごく少数派。千葉市若葉区の公務員女性（３９）は「解散して民意を問うのはいいと思う」としたが、
「その前に（与党、野党と）いろいろな議員の反応や声を聴いてみたい」と注文をつけた。

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/224684
突然の“解散風”　「変わらない」「税金のムダ」否定派多数　千葉県民らどう見る