【社会】過激化する「女子高生商法」　JK「全身クンクン」、刑事も憤る“まるで店舗型風俗店” [11/8]

かじりむし ★＠＼(^o^)／

【衝撃事件の核心】過激化する「女子高生商法」　ＪＫ「全身クンクン」、刑事も憤る“まるで店舗型風俗店”
http://www.sankei.com/affairs/news/141108/afr1411080001-n1.html
産経新聞　2014.11.8 06:00更新

　女子高生を売りにした新たな「ＪＫ（女子高生）」脱法風俗店が摘発された。
警視庁が労働基準法違反で摘発したのは東京・高田馬場にあった通称「ＪＫ
コミュニティー」店。「女子高生との会話を楽しめる店」を表向きの看板に掲
げていたが、メニューには「全身クンクン」「水着コスプレ」といった会話と
は縁遠い字面が並んだ。女子高生が個室で体臭を嗅がせるなどの“密着接待”
に男性客が群がり、店は大繁盛していたという。（荒船清太）

◆テニスウエア姿の女子高生の臭いを楽しむ

　テニスウエア姿の女子高生（１６）の首筋に、男性客（３６）は自分の鼻を
なめるようにすりつかせながら、ほのかに立ち上がる体臭を楽しんでいた。

　１０月２日午後、東京都新宿区高田馬場の雑居ビルの一室にあるＪＫコミュ
ニティー店「ぴゅあど～る　高田馬場ＪＫコミュ」。男性客が女子高生を“独
り占め”にする悦びにひたっていたのは、その一室をカーテンでさらに１畳ほ
どの個室に仕切った空間だった。

　男性客の恍惚（こうこつ）の時間は、警視庁少年育成課による労働基準法違
反（危険有害業務への就業）容疑での家宅捜索で、あっけない幕切れを迎えた。

　捜索から１０日余りたった同月１４日、同課は、女子高生が１８歳未満であ
ると知りながら、体を接触させて接待するなど１８歳未満の少女に有害な業務
に就かせたとして、同法違反容疑で、同店経営、井土敬典容疑者（３３）と同
店元店長、関口拓人容疑者（２５）を逮捕した。いずれも容疑を認めていると
いう。

◆「まるで店舗型性風俗店」と捜査関係者

　「全身クンクン」「頭ナデナデ」「コスプレ」…。店内には表向きに掲げる
コンセプトとはほとんど関係性がみられないメニューばかりが並んでいた。同
課の調べによると、同店はカーテンで仕切られた１畳ほどの空間が８室あり、
中にマットレスが敷かれている。男性客はその中に入り、女子高生と２人きり
で“会話”を楽しむ仕組みだ。

　基本料金は３０分４０００円。２時間だと１万２０００円で、３０分ごとに
部屋で一緒になる女子高生を替える場合はさらに１０００円がかかる。ただ基
本料金で済むのはあくまで会話まで。他のサービスは客の要望に応じて料金が
加算されていくオプション制だ。

　女子高生に着せられるコスプレは、メイド服やセーラー服が２０００円で、
ナースの制服などが３０００円。体操服やキャビンアテンダント（ＣＡ）の制
服は４０００円で、ビキニやスクール水着など、肌の露出の多い服は最高額の
５０００円となっていた。

　同課が問題視したのは、こうしたコスプレに加え、客に提供される過激なサ
ービスだ。女子高生の全身の臭いを嗅がせる「全身クンクン」は３０分４００
０円、頭だけを嗅がせる「頭クンクン」は同３０００円。はけを使った「くす
ぐり」が同３０００円で、握手が５分で１０００円など、ほとんどが体の接触
を伴うメニューだった。

　店内には水着やサンタクロースといったコスチュームのほか、くすぐり用の
はけなどの道具が、所狭しと並べられていた。捜査関係者は「まるで店舗型性
風俗店。密室の中で何が起きてもおかしくない」と危機感をあらわにする。

◆女子高生に「触られても我慢して」と指導

　家宅捜索後、同課は店内にいた高校１～３年の女子高生９人を補導。女子高
生らの説明で、関口容疑者が「『だめです』とはあまり言わない方がいい。指
名が入らなくなるよ。触られても我慢して、それでも嫌なら逃げて」などと指
導していたことが明らかになった。指導に伴い、実際のサービスは、メニュー
以上に過激になっていたようで、女子高生らからは、次々に被害が訴えられた。

　「『足が太くて恥ずかしい』と言ったら、『太ってないよ』と太ももを触ら
れたけど、我慢した」「盗撮された」「電話番号をしつこく聞かれた」…

　中には「客の局部を見せられた」「服の上から胸を触られたと思ったら、中
にまで手を入れられた」といった強制わいせつなどにあたると思われるような
行為も見られたという。

　ただ、同課が捜索に入るまで女子高生らが仕事を続けていたのも事実。中に
は５日で５万円稼いだ女子高生もいたほか、「モデル事務所に登録できる」と
誘惑されたアイドル志望の女子高生も在籍していたといい、同課は井土容疑者
らがさまざまな甘言を用いて女子高生を集めていたとみている。

◆「警察の情報量の多さに、震えました」

　「秋葉原は警察やマスコミもうるさいので、高田馬場で店を開いた」。同課
の調べに、井土容疑者らはそう供述しているという。

　東京・秋葉原は、言わずと知れたオタク文化の聖地。女子高生を売りにした
脱法風俗店も、ここが発信地とされる。過去には女子高生に個室で簡単なマッ
サージをさせる「ＪＫリフレ」などが警視庁に摘発され、女子高生らが定期的
に補導されるなど取り締まりは厳しさを増す一方だった。

　捜査関係者によると、井土容疑者は以前、秋葉原で女子高生と散歩をさせる
「ＪＫお散歩」店を開いていたが、店を乗っ取られ、手を引いたという。ＪＫ
お散歩店を経営する中で本来、雇用が困難な１８歳未満の女子高生の「潜在的
な需要が根強い」と感じ、今回の店を開いたという。

　家宅捜索後、井土容疑者はブログで閉店を発表し、こうつづった。「警察の
当店や他店舗に対する情報量の多さと（１８歳未満を雇う）アンダー店を無く
すという思いの強さに正直、震えました」

　警視庁幹部は「女子高生を食い物にした脱法ビジネスは今後も見逃さない」
と強調した。

http://sankei.com/images/news/141108/afr1411080001-p1.jpg
↑１８歳未満の女子高生らを有害な業務に就かせていたとして、労働基準法違
反容疑で摘発されたＪＫコミュニティー店「ぴゅあど～る　高田馬場ＪＫコミ
ュ」のネット広告。「と～ってもキュートなコスプレ娘たちが待ってるよ？」
と宣伝していた＝同店ホームページ（閉鎖）から（写真は一部加工しています）

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