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【国際】元米陸軍情報将校が明かす「敵がソ連から北朝鮮、中国に変わり、日米が運命共同体でなくなった本当の理由」

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/08/26(火) 16:32:15.27 ID:???
★元米陸軍情報将校が明かす「敵がソ連から北朝鮮、中国に変わり、日米が運命共同体でなくなった本当の理由」
2014年08月25日(月) 『2020年日本から米軍はいなくなる』第1回

はじめに

飯柴智亮氏は、アフガニスタンで実戦を経験した元米陸軍情報将校である。
退役後、トロイ大学大学院で国際政治学・国家安全保障を研究し、修士を取得。現在は米国で、ミリタリー・アドバイザーとして活躍している。
今回、飯柴氏の元米陸軍情報将校としての能力と、ミリタリー・アドバイザーのコネクションを駆使し、
在日米軍が撤退する可能性とその時期について、米国内において、政府・軍関係者、および軍産複合体関係者に広く取材を敢行した。
そこで得られた情報を元に、本書は作成された。
なお、情報元には多数の現役の政府・軍関係者がいる関係上、発言者はすべて、「関係者」または、「高官」と表記させていただいた。
(小峯隆生:聞き手、筑波大学非常勤講師)

◆米国にとって「日米同盟」とは
空気と水のようにずっとそこにあると思われている在日米軍。
しかし、それはまったくの勘違い。なぜなら米国は民主主義の国であるとともに資本主義の国でもあるからだ。
その判断は、まずは国民の民意に基づくが、さらには経済原則に基づいても合理的に下されるのだ。
即ち、必要か不要か---合理的に判断が下されれば、動くしかない。
米軍は、敗戦でベトナムから撤退し、同時にタイからも撤退。金銭問題で、フィリピンから撤収。
湾岸戦争が終われば、サウジアラビアから引いた。イラク戦争が終われば、全面撤退した。
東アジア---朝鮮戦争はあくまで休戦中のため、韓国に米軍は駐留し続けている。
太平洋戦争で日本に勝利した米軍は、日米同盟の下、日本に駐留してきたが、戦況が変われば、米軍は動く。
そして今、東アジアの戦況は日々刻々と動き始めた。在日米軍は完全撤退も視野に入れ、すでに一部では撤退を開始している。
そうした動きの中で、今、日米同盟は、「同床異夢」---同じ床に寝ながら、異なる夢を見ているのではないか。
まるで熟年離婚のような雰囲気になっていると、飯柴氏は指摘するのだ。

---まずは、「日米同盟」の存在理由についてお聞かせください。

冷戦時代は、日米は西側のプレイヤー同士、きちんと意思統一がなされていたと思います。

---今は違うのですか?

当時は、日米だけではなく、西ドイツ、イギリスにしても、米ソ全面核戦争の脅威の下ではみなが運命共同体でした。

---核戦争が始まれば、西側はほぼ同時に滅亡する?

そうです。その恐怖を西側諸国全体で共有していたと言えるでしょう。
冷戦下の1986年に、東京で開催されたサミットの報道写真を見ても、7人の首脳がズラリと並んで、その表情は緊張感に満ち満ちていました。

---当時、自分は週刊誌編集者として、関連特集の取材をしていましたけれど、レーガン米国大統領、サッチャー・イギリス首相・・・と、
まさにオールスター級の西側指導者が集まっていました。

今、思えば歴史的な顔ぶれでしたね。

---その共通の敵としての、共産主義・ソ連と東側がなくなった・・・。

今、中国が次の敵として現れたけれども、実は日米は同床異夢になっているというしかない。

---日米はそれぞれが、どんな異なる夢を見ているのですか?

結論から言いますと、日米間の国益の差ですね。冷戦終了直後からその差がどんどんと広がって大きくなっています。
例えば、北朝鮮のミサイルが、1000発以上あって、日本を崩壊させることができるとしてもですね、米国にとっては、
「北のミサイルはウチに届かないから、関係ない」ということになります。 >>2へ続く

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40187

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/08/26(火) 16:32:30.84 ID:???
>>1より

---そんな冷酷な・・・。

だから、日米同盟は同床異夢、というんです。
さらに言えば、中国のミサイルも米国に到達するのは、100発前後です。米国はやる気になれば、中国に数千発単位の核ミサイルを叩き込めますから。
だから正直、「中国も関係ないから」というスタンスです。

---対ソ連であった全面核戦争の恐怖は、対中国と対北朝鮮では、米国にはほとんど影響ないということですね?

平たく言うとそうです。
日本のメディアは勘違いしているのですが、敵国を最初に攻撃する兵器、つまり、ファースト・ストライク・ウェポンは、
地上発射の弾道ミサイルではなくて、潜水艦から発射する弾道ミサイル(SLBM:Submarine Launched Ballistic Missile)
であるということです。これは、軍事学の基本中の基本です。
北朝鮮にSLBMはありますか??1発もありません。そして、中国は・・・。

---SLBM搭載の晋級094型原子力潜水艦が3隻あります。しかし、戦力化に関してはまだ、疑問符がついています。

専門家から見ると、全然、話にならない。
その原子力潜水艦が、米海軍第7艦隊を素通りして米国本土まで接近するのは、現時点では不可能です。
さらに米国は東西を大西洋と太平洋という大海によって守られ、南北をカナダとメキシコという友好国に守られています。
その米国を直接攻撃することは、並大抵の軍事力ではできません。
そしてまた、中国は米国への核攻撃力を持っていないんです。それから、日本人はミサイル・ディフェンスについては、大きな勘違いをしていますね。

---どういうことでしょう??北がミサイルを撃つぞと言えば、海自精鋭の対弾道ミサイルSM-3搭載のイージス艦が日本海に展開し、
空自の地対空ミサイル・パトリオットPAC-3が地上展開して、万全であります。

それは、ミサイルが発射されてから、飛翔中か着弾寸前に、撃墜しようとしているんでしょ?

---防衛でありますから。

ミサイル・ディフェンスには推進段階のブースト・フェイズ、水平移動中のマイルド・コース・フェイズ、
落下段階のターミナル・フェイズ、そして発射前のフェイズ・ゼロがあります。
日本では最終段階のターミナル・フェイズで叩くのが基本になっていますが、たぶん小学生でも分かると思いますが、
弾道ミサイルはフェイズ・ゼロと呼ばれる発射寸前の地上でぶっ潰すのが一番確実なんです。
米国と日本のミサイル・ディフェンスの発想は完全に違うと言わざるをえない。撃つ前に叩く、これが米軍の発想ですから。
北朝鮮の移動式トレーラーから発射するノドンミサイルを、発射する前に米軍は潰せます。衛星ですべて見えていますから。

---すると、日米の同床異夢の米国の部分を翻訳すると、「敵がソ連の時は、日本に、また、米国にまで核ミサイルが飛んできて、
同時に滅亡する運命共同体だった。だから、一緒にやろうぜ、という真剣な日米同盟だった。

しかし、今は、米国に北朝鮮のミサイルが届くことはない。中国のは数が少ないから、米国は滅亡しない。
だからさ、君たち、日本だけで、まず何とかしなよ」と言うのが、本音ですか?

はい、そのとおりですね。

◆米国の国益に拉致問題は関係なし
---確かに、日本が考えている日米同盟と少し違うような・・・。

日本が対北朝鮮で持ち出している拉致問題も、米国の国益とは何の関係もないですから、政治的な関心はゼロです。
ブッシュ大統領の時も「同情しますよ。でも、ウチは関係ないです」というスタンスでした。
ところが、日本は北との交渉で、つねに拉致問題解決を最初に挙げています。さらに、6者協議に持ち込もうとしたこともありましたね?

---対北では、なんといっても拉致問題は日本の一番の問題ですからね。

しかし、6者協議は、北の核の話がテーマなのであって、拉致は関係ないです。ここにも、日米の温度差は出ています。

---なるほど。

普天間基地の問題も、日本は、沖縄の地域問題として捉えていますが、米国は、東アジア全体をチェス盤と考えて、
その中の一つとして普天間基地を捉えています。
国内問題として捉えている日本と、世界を6つの戦略シアターに分け、そのうちのUSPACOM(米太平洋軍)内の問題と
考えている米国とでは、当然考え方は違います。 >>3

3 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/08/26(火) 16:32:37.66 ID:???
>>2より

---何故、そのような違いが出てくるのですか?

国家戦略目標があるか、ないかの違いです。
最初に、米国には、国家の指針としての国家戦略目標があります。大統領が代わっても、米国はつねに
パックス・アメリカーナの下に、米国主導の世界平和を維持することを基本としています。
これこそが、米国の国家戦略目標です。民主党であろうが共和党であろうが、誰が大統領に就任しようが、国家戦略目標は変わりません。
民主党のオバマ政権下では、世界の警察官としての任務を少し放棄しかけていますが、基本は変わりません。
要するに米国の一国主導の下にやっていく。国連は付属物でしかないということです。

そこでお尋ねしますが、日本人に、「日本の国家指針はなんですか?」と聞くと、どういう答えが返ってくるでしょうか?

---拉致問題解決と、普天間移設問題ですか?

それらは、日朝の二国間の問題と、沖縄の地域問題ですよね。

---あっ、そうです。

日本人で、日本の国家戦略目標をすっと答えられる人はほとんどいません。

---ヘーゲル国防長官が、「NATOは米国をいつまでも頼りにしてないで、自国の防衛にもっと金を使えよ」と言っていましたが、
NATOも日本と同じ立場ですか?

少し違います。NATOは米国を利用しているといったほうが正しい。米国に金を使わせています。逆に日本は、完全に米国に利用されています。

---利用されている?

「思いやり予算」を払い、米国の言うことはとにかく右にならえで全部聞いているといっていいでしょう。

---それなのに結局、同床異夢で、捨てられようとしている・・・。

そのようですね。日米同盟の存在理由として唯一残っているのは、日本の地理的条件だけですね。

---ユーラシア大陸の太平洋側で、大陸から海に進出しようとしている勢力を辛うじて止めている城壁のような日本列島、ということですか?

そうです。この発想を実感したのは、アフガニスタンに米陸軍第82空挺師団兵士として出征した時ですね。

---どうなっていたんですか?

自分が駐留していたのはアフガニスタンの米軍基地でしたが、米軍基地の外側を囲むようにして、
訓練しているアフガニスタン軍の基地が配置されていたんですね。
だから、外側から敵に攻撃されたら、最初にやられるのはアフガニスタン軍なんですね。
なんといっても米国人は、緩衝地帯を置くのが好きなんですよ。

---東アジアでは、そのアフガニスタン軍が、日本国自衛隊なんですか?

そうなります。

---その日本から、在日米軍が撤退してしまうのですか?

既に、始まっています。そして、最悪の事態を考えると、米軍は日本から全面撤退します。 (了)

4 :名無しさん@13周年:2014/08/26(火) 16:57:45.59 ID:Lq1+yTxq9
結論:さっさと日本も核ミサイルを保有しろ

5 :名無しさん@13周年:2014/08/26(火) 17:00:44.33 ID:hAYZZ7Kfv
>だから、日米同盟は同床異夢、というんです。
>さらに言えば、中国のミサイルも米国に到達するのは、100発前後です。米国はやる気になれば、中国に数千発単位の核ミサイルを叩き込めますから。
>だから正直、「中国も関係ないから」というスタンスです。
>---対ソ連であった全面核戦争の恐怖は、対中国と対北朝鮮では、米国にはほとんど影響ないということですね?
>平たく言うとそうです。

突っ込みどころが満載です。
百発vs数千発だから脅威はないという面白い理屈があったもんだw
そもそも
・中国を壊滅させるのに数千発は必要ない。百発もあれば十分
・アメリカを壊滅させるのにも百発あれば十分
どこに脅威がないのだろうか。

6 :名無しさん@13周年:2014/08/26(火) 17:02:56.82 ID:hAYZZ7Kfv
ゲンダイかw
おかしな情報将校もいたもんだ。中国系の将校か?

7 :名無しさん@13周年:2014/08/26(火) 17:04:03.91 ID:Lq1+yTxq9
100発打たれても国が壊滅しないから問題ないって、中国的発想だな

8 :名無しさん@13周年:2014/08/26(火) 17:10:21.75 ID:hAYZZ7Kfv
今日の朝日でアメリカ人の対中国軍観をざっと読んだが、
要するにアメリカは尖閣はどうでもいい(これはごもっともw)
ミサイルを警戒してる(アメリカに直接関係してるから、これももっとも)
しかし東風41二ついては射程距離を誇大表示と見てるようだ。
そこまであるまいと。
しかし数年前の中国による人工衛星破壊実験は、成功と認めていた。
確かに望遠鏡で見れば明白だからね。

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