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【中国食肉不祥事】確かに中国は低モラルで劣悪な衛生環境だが…最終的に販売していたのはグローバル企業 問われる大手企業の「加害者責任」

1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/08/19(火) 15:14:26.58 ID:???
★齋藤精一郎:中国食肉不祥事、問われる大手企業の「加害者責任」
nikkei BPnet 8月19日(火)8時33分配信

中国で期限切れ食肉事件が発覚し、日本企業も巻き込んで波紋が広がっています。
劇薬混入餃子、偽装食材など中国の食関連不祥事には「またか」と憤ると同時に悲しさも禁じ得ません。

しかし今回の事件には、中国自体の劣悪な経営実態の背後にグローバル企業を中心とする大手企業の「加害者責任」
が見え隠れしていることを看過すべきではありません。中国人の低モラルや性悪さを超えて、この点に度重なる
不祥事問題に潜む、重大な経営学的課題が存在しています。

■なぜ中国当局は完全管理下のテレビ局で不祥事の暴露を許したか
今回の期限切れ食肉事件は、上海テレビ局の潜入取材によって暴かれたものです。私がまず疑問に思ったのは、
厳しい言論統制下の上海テレビ局がなぜ、中国の恥部をあの様な形でオープンにできたかということです。

事件の舞台となった上海福喜食品という会社は、食肉の製造卸のOSI(シカゴに本社を置く米国の大手食材供給会社)
が100%出資した現地法人です。そうした会社を意図的に叩くのは、中国当局による「外資バッシング」では
ないかとの見方も広がっています。

また、上海福喜から期限切れ食肉を買っていたのはマクドナルドやケンタッキー・フライド・チキン(KFC)と
いった米グローバル企業が中心であり、外資叩きとして格好の対象となりました。とくにマクドナルドにとって
OSIは創業以来、最大の食材サプライヤーであり、強い関係が結ばれていました。対米攻撃として、上海福喜が
ちょうどいい存在であり、意図的にクローズアップされたというわけです。

さらに、中国当局はこうしたグローバル企業への牽制を大々的に行うと同時に、中国自体の未成熟で劣悪なビジネス
ウェイ(商慣習)の正常化を狙っているようにも思えます。これまで中国は「水心(中国の低モラルの商慣習)あれば
魚心(米グローバル企業の浸透)あり)」で発展してきました。中国の低モラルゆえの低コスト体質を利用して、
グローバル企業も利益を貪ってきた面が多々あります。

習近平体制からすれば、世界第2位のGDP大国を実現した以上、自国の低モラルの商慣習を警告し牽制しておきたい
とともに、海外大手企業の「傍若無人」ぶりを叩いておきたいと考え始めたとしてもおかしくありません
(前回コラム「21世紀型覇権ゲームに乗り出す中国習近平体制」を参照)。

習近平体制はこのところ、欧米(アウディ、ベンツ、クライスラーなど)や日本(トヨタ自動車など)の車メーカー
への独禁法調査や海外大手のファストファッションの品質調査に乗り出してもいるからです。 >>2へ続く

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140819-00000000-fukkou-bus_all

2 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/08/19(火) 15:14:57.67 ID:???
>>1より

■誰がエンドユーザー(最終消費者)への「顔(最終責任者)」か
そんな中国当局の意図を感じる事件ではありますが、その意図はどうあれ、「加害者責任」という問題は残るし、
見逃せません。というのも劣悪な素材・部品を調達・仕入れ、消費者に販売した最終提供者はその製造過程を知ら
なかったからとか監視できなかったからとの理由で、その製品販売について「免責」されないからです。それでは、
今回のケースでは、誰がエンドユーザー(最終消費者)への「顔(最終責任者)」だったのでしょうか。

上海福喜の工場内で撮られた映像を見た人は、中国人による杜撰で劣悪な衛生管理に憤り、
ついつい「中国バッシング」に走ります。しかし、安易にバッシングに向かう前に、2つの事実を押さえておく必要があります。

1つは、上述したように、上海福喜は米国企業の100%現地法人だということです。
杜撰な製造過程の経営責任は中国人経営の企業ではなく、あくまでも米国企業(OSI)が経営する中国現地法人にあるのです。

もう1つは、問題の食材を大量に調達して、最終製品をエンドユーザーに売っているのは、米国の大手ファストフード
など非中国企業だということです。日本ではファミリーマートも問題の食材を調達し販売していました。

したがって、エンドユーザーにとって、最終製品の「顔」はあくまでもマクドナルドやKFCといった大手企業と
いうことになります。食材内容や製造元が表示されていようといまいと、「最終提供者」としての責任は、
これら大手販売業者にあると考えるべきです。

この点で印象的だったのは、日本マクドナルドの対応です。同社の対応は曖昧であり、遅いものでした。
事件が発覚した7月20日から約10日後の7月29日に、サラ・カサノバ社長が4〜6月決算説明の場を借りて謝罪を
行いました。しかも同社長は、日本マクドナルドに加害者責任があるとは認めませんでした。

対照的だったのがベネッセの情報漏洩事件です。原田泳幸会長兼社長(前・日本マクドナルドCEO)はただちに
記者会見を開き、そこで「ベネッセは被害者というより加害者だ」と明快にしています。

■グローバル企業にこそ「加害者責任」
日本マクドナルドの曖昧で遅い対応は、グローバル企業の構造に起因しているのかもしれません。
グローバル企業の代表格であるマクドナルドの経営を見ると、次のような構造であることがわかります。
それは、世界中の消費者に「安く、早く、うまい」ハンバーガーを提供するために、大量の食材を数多くの
生産地から集め、実績と経験を持ついくつかの製造卸会社(その代表がOSI)を介在して最終製品を作るというものです。

冷戦後の大競争時代には、効率的なサプライチェーンの構築が勝ち残っていくうえで、グローバル企業にとって
至上命令でした。その結果、大量かつ複雑な食材や部品、産地、サプライヤーが介在するため、消費者は何をもって
最終製品の品質を判断していいかわからなくなっています。グローバル企業自身もそうした曖昧さに安住してきた面があります。

しかし、サプライチェーンが複雑になればなるほど、消費者にとっては最終製品提供企業を信頼するしかありません。
最終売り手が食材内容や製造元をインターネットなどで公開すると言っても、そうした公開情報は膨大なものになります
から、エンドユーザーが判断材料とするのはとても難しいのです。

残念ながら、グローバル企業が自らの責任に対して曖昧な態度を取る現状では、エンドユーザーが明確に知ることが
できるのは最終製品の「価格」だけで、「品質」を正確に把握することはできません。

■アップルも欧米の大手アパレルにも問題
ファストフードだけでなく、たとえばファストファッションや先端電子製品においても「品質」をめぐる問題
(「価格」以外の問題)が起きています。

例えば、世界中を興奮させた米アップルのスマホ(iPhone)は少し前まで全製品を中国本土のフォクスコン
(台湾の大手EMS、鴻海精密工業の現地法人)で組み立てていましたが、工場での過酷労働や児童労働など
違法雇用が露呈し、グローバル企業の経営暗部に世界は唖然としました。

>>3

3 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2014/08/19(火) 15:15:06.66 ID:???
>>2より
また昨年4月には、バングラデシュの縫製工場でビルが倒壊し、1100人以上が死亡するという大惨事が起きました。
安価な労働力を求める欧米のアパレル大手が多数参入する中で、劣悪な労働条件や職場環境がグローバル経営に
定着してしまっていたのです。

われわれ消費者は安価な製品を手にすることができれば、それで良いのでしょうか。それでは結果として消費者は
危険な製品・サービスや劣悪な職場、さらに違法労働を容認することになります。労働者の生活の「品質」は、
製品の「品質」にもつながっていきます。労働者の「生活の質」は、最終提供者の大手企業の「責任」なのです。

グローバルなサプライチェーン構築で、エンドユーザーには安価な最終製品が大量に供給されるようになる一方で、
劣悪な労働が一部で広がっているのも事実です。それが食品の場合には、上海福喜のような劣悪な衛生管理という
ことになり、それを知らずにマクドナルドは消費者に大量に販売していたということなのです。

■グローバルな競争下で「効率主義経営」に追い込まれる
多発する中国の食関連不祥事を見て、「中国社会のモラル欠如」と指弾するのは簡単なことです。
しかし、それよりも大きな原因となっているのは、じつはグローバルなサプライチェーンに象徴される
「効率主義経営」ではないのでしょうか。

グローバルな大競争下では、世界的な企業は熾烈な価格競争の激化で、必然的に「効率主義経営」に追い込まれて
しまっています。すなわち、「中国社会のモラル欠如」や「中国人の性悪さ」もさることながら、それらに特段の
注意や監視を怠って利益最大化を図ってきた米国や日本の大手企業に「経営責任」はないのでしょうか。

度重なる不祥事を客観的にみると、例えば2007年の劇薬混入餃子事件は中国企業(天洋食品)が犯した問題でしたが、
そこから大量に輸入し、販売した日本のJTや生協には「加害者責任」がやはり問われます。経営学の視点に立てば、
中国人とか米国人とか日本人が杜撰か否かではなく、モラルを過小評価あるいは軽視させている「効率第一主義」
にこそ問題の核心があるように思います。

MBA流の現代経営理論、あるいはハーバード式の経営技法でいけば、経営進化の原則は「効率主義の追求」という
ことになります。この点で、食品ではマクドナルド、衣料ではGAP、電子機器ではアップル、ICTではグーグルや
アマゾンといった企業は、まさに効率経営の優等生と言えます。

米国経営学のエレガントな理論に基づき、米国のみならず欧州でも日本でも、「アウトソーシング」「オフショア
リング(海外立地)」「M&A」「リストラクチャリング」「ファブレス化(工場を持たない)」といったキーワード
が踊っています。ひたすら効率経営が「絶対的善」だと推奨されてきました。

■「効率経営」を超える「包括経営」に転換すべし
ところが、こうした効率的経営ネットワークが進化すればするほど、供給者対消費者、さらには中間サプライヤー
対最終供給者対最終消費者の「連結」が曖昧になっています。効率化の背後でモラルや人間的なつながりが希薄
化してしまっているのです。

効率性追求はたしかに合理的であり、人間社会の進歩に貢献するものですが、その裏面に潜むマイナス面をそろそろ
直視する時期に入っているような気がしてなりません。これからは合理性を包摂する「社会性(あるいは全体性)」
というものを意識していく必要があるのでしょう。

単なる「価格」ではなく、「品質」を含む「価値」を生み出すことこそが、正しい企業哲学であり、「包括経営」の真髄なのです。(了)

4 :名無しさん@13周年:2014/08/19(火) 15:30:23.47 ID:kT/yPhxPA
エンドユーザーの意味が・・・一般人の僕はわからないのであった。

5 :名無しさん@13周年:2014/08/19(火) 15:46:54.26 ID:oTWYT2/Tb
やっぱ中国なんかに発注する奴が悪いよね

6 :名無しさん@13周年:2014/08/19(火) 16:35:26.38 ID:K95zGt67S
中国人は悪くない、悪いのは発注した側だ
そう聞こえますけど
両方悪いに決まってるでしょ、何言ってんの

7 :名無しさん@13周年:2014/08/19(火) 16:49:56.56 ID:T8tAMgra/
チャイナリスク
それでいーじゃん

8 :名無しさん@13周年:2014/08/19(火) 16:52:43.65 ID:T8tAMgra/
あー
中国は悪くないよ
悪いのはグローバル企業だよ
って広告してんのか
北も中も南も死ねよ♪

9 :名無しさん@13周年:2014/08/19(火) 18:50:32.63 ID:aibK0ZS3I
そりゃ、

 中国はウンコに決まってるんだから、注文を出す方が悪い。

 ウンコに罪はない。

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