2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【科学】地球で最も量の多い鉱物、ようやく命名「ブリッジマナイト」 [6/19]

1 :かじりむし ★@\(^o^)/:2014/06/20(金) 00:52:14.69 ID:???0.net
地球で最多量の鉱物、ようやく命名
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140619003&expand
Brian Clark Howard, National Geographic News June 19, 2014


 地球に最も多量に含まれると目されている鉱物に、このほど初めて名前が付
けられた。ブリッジマナイト(bridgmanite)という。

 この鉱物の存在は、専門家の間では数十年前には知られていたが、直接調べ
られるようになったのはここ数年のこと。地底の奥深くに豊富に眠っているが、
存在の確認と調査が行われたのは、135年前に地球に衝突した隕石を用いての
ことだ。
 これまでその化学的組成から、ケイ酸塩ペロブスカイト((Mg,Fe)SiO-3)と
呼ばれていたこの鉱物に与えられたブリッジマナイトという名前は、高圧に関
する研究で1946年にノーベル物理学賞を受賞したパーシー・ブリッジマン
(Percy Bridgman)氏にちなむ。
 カリフォルニア工科大学の鉱物学者チー・マー(Chi Ma)氏はナショナルジ
オグラフィックの取材に対し、今回の命名はブリッジマン氏の「高圧物理学の
礎を築いた功績」に敬意を表したものだと答えた。
 マー氏はネバダ大学ラスベガス校のオリバー・チャウナー(Oliver
Tschauner)研究准教授とともに、この鉱物の性質を研究した。研究を率いたの
はチャウナー研究准教授である。
「この研究は、鉱物の分類上の悩みの種であった空隙を埋めるものだ」と、チ
ャウナー研究准教授はアメリカ地球物理学連合に対してコメントしている。
 ブリッジマナイトは地球上で最も多量に存在する鉱物と考えられているが、
これまで間接的な調査しか行えずにいた。地球の深部でのこの鉱物の移動に伴
い、地震波に変動が生じるのを計測するという形であった。この鉱物は地表か
ら670〜2900キロメートルの深さにかけて広がる下部マントルに含まれると考え
られている。

◆高温、高圧下で形成

 ブリッジマナイトは地球の深部のような高温、高圧下で形成され、その結果、
独特の原子配列が生まれる。
 チャウナー研究准教授とマー氏は2009年から、有名なテンハム隕石の中にこ
の鉱物が含まれていないかと調査を開始した。この隕石は1879年にオーストラ
リアのクイーンズランドに落ちたものだ。
 テンハム隕石からは、1960年代にまず高圧鉱物のリングウッダイトが発見さ
れた。それ以降、この隕石や類似の隕石の中から、ほかにも高圧鉱物が見つか
るのではないかとして、調査が進められているとマー氏は説明する。
 この隕石は45億年前に形成され、宇宙空間の高エネルギーの衝撃という、地
球の深部と似たような高温、高圧環境に耐えてきたものと見られる。
 隕石の中から天然のブリッジマナイトが見つかったことで、地球の深部での
物質の生成と形成のメカニズムの理解が進むものと期待されるとマー氏は言い
添える。
 また、太陽系における小型の天体同士の衝突によって物質が変成する過程に
ついても、新たな知見を得られる可能性がある。
 ブリッジマナイトは非常に不安定な鉱物で、電子顕微鏡の電子ビーム照射に
耐えられない。そのため、チャウナー研究准教授とマー氏は5年かけてさまざま
な実験を行い、ようやくその構造を突き止めた。最終的に有効であった検査方
法はシンクロトロンX線回折といい、シカゴおよびカリフォルニア州バークレー
の実験施設で行われた。
 両氏はこの鉱物の構造と命名をまとめ、国際鉱物学連合に2014年3月に提出し
た。これは確認のうえ、6月2日に承認された。


写真 http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/bridgmanite_80821_990x742_600x450.jpg
Photograph by Chi Ma / Caltech

95 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/06/20(金) 22:30:15.61 ID:b7ZBHwZgi.net
>>82
スーパーラブローショナイト

総レス数 95
21 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★