【世論調査】岸田首相　内閣支持率３５％に続落　前回から5.2Pダウン　「危険水域」30%割れ現実味　弔問外交も不発で、底なし沼の様相…10/8-9共同調査

擬古牛φ ★

★岸田首相　支持率低下　「危険水域」30%割れ現実味　永田町では存在感高めた菅氏と比較

[ 2022年10月10日 05:30 ]

　共同通信社が8、9の両日に実施した全国電話世論調査で、岸田内閣の支持率は続落し、
前回9月調査より5・2ポイント減の35・0％となった。昨年10月の内閣発足以降、最低を更新し、初の30％台。
「危険水域」とされる30％割れがいよいよ現実味を帯びてきた。
不支持率は前回より1・8ポイント増の48・3％だった。

　世界平和統一家庭連合（旧統一教会）側との接点説明を巡り“後出しじゃんけん”を連発している
山際大志郎経済再生担当相は辞任するべきと回答したのは62・7％に上った。
教団側との関係を自民党調査の発表後に相次ぎ公表した細田博之衆院議長の説明が「十分でない」は87・0％。

　自民党が所属議員と教団の関係を公表した調査を巡り、党の対応が「十分でない」との回答は83・2％。
9月に実施された安倍晋三元首相の国葬を「評価しない」「どちらかといえば評価しない」は計61・9％だった。

　弔問外交の効果も不発で、底なし沼の様相を呈する支持率の低落傾向。
首相は議長の首は切れないが閣僚の任命権者であり、居座り続ける山際氏の更迭を決めない姿勢が大きく影響していそうだ。

　昨秋総裁選で岸田陣営の顧問を務めた甘利明前幹事長に近く、甘利氏推薦で入閣と言われる山際氏。
内閣改造前に接点が報じられたが、会見で確認を拒否し留任。接点を認めた7閣僚は交代。
教団問題はさらに拡大したが、更迭を決断しないまま臨時国会を迎えた。

　参院選で岸田自民党が掲げたキャッチフレーズは「決断と実行」。
しかし、実態は国会答弁で「検討している」を連発し「ミスター検討中」とやゆされている状態。
政府関係者からは「“決められない男”と評されてきた首相が決めたのは、
支持率急落を招いた国葬だけ」と自虐的な声まで上がる始末だ。

　永田町で今、活発なのが国葬の弔辞で存在感を高めた菅義偉前首相との比較論。
安倍長期政権を官房長官として支え「危機管理の菅」と呼ばれた。
冷徹ぶりでも知られており、自民党内からは「菅氏ならば、迷うことなく早めに山際氏を更迭していただろう」と指摘する声も。
ポスト岸田として菅株が上がる一方、首相に対する評価は永田町でも下がり続けていきそうだ。

《マスク外し水際対策緩和アピール》
岸田首相は9日、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われた自動車F1シリーズの日本グランプリ（GP）決勝を視察した。
屋外でのセレモニーなどではマスクを外して臨んだ。
あす11日から新型コロナウイルス水際対策が緩和されることを踏まえ
「日本や世界がまた一歩元気になる手がかりになればと期待している」とアピールした。
主催者によると、日本GPを現役の首相が訪れたのは初めて。KinKi　Kidsの堂本光一（43）やKing＆Princeのメンバーらの姿も見られた。

スポニチ　https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/10/10/kiji/20221010s00042000090000c.html

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