2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【自民党】 「同性愛は依存症」「LGBTの自殺は本人のせい」 自民党議連で配布

2 :擬古牛φ ★:2022/06/30(木) 10:12:54.62 ID:???
>>1の続き

アメリカ精神医学会は、2007年に「同性愛者への転向治療は効果がない」ことや、
むしろ転向療法によって「うつ病、自殺などが増加する」といった指摘をしている。
これに対して冊子では「回復療法をしたから彼らがこのような状態になるのではなく、
元々彼らは自分たちの内面に様々な問題を抱えていることに起因する」のだと主張されている。

加えて、「LGBTの自殺リスク」について、「自殺率が高いのは社会的な差別があることが原因かというとそうではありません。
LGBTは自分自身が様々な面で葛藤を持っていることが多く、それが悩みとなって自殺につながる」と綴っている。

さらにこう続く。学校で教えるべきは「回復治療や宗教的信仰、又は自然に変化していくことがあり、
世界には同性愛や性同一性障害から脱した多くの元LGBTの人たちがいるということ」。

性的マイノリティの自死未遂の割合は、非当事者に比べてLGB(同性愛者や両性愛者等)で約6倍、
トランスジェンダーは約10倍高いという調査もある。厚労省が委託実施した職場実態調査でも、
性的マイノリティ当事者が、非当事者よりもメンタル不調の割合が高かった。
これは明らかに、社会の側に性的マイノリティに対する根強い差別や偏見があるからだ。

転向療法が非科学的であり、危険な暴力行為であることは言うまでもないが、
性的マイノリティの自殺率が高い原因は、「本人のせい」であるかのような言説に非常に憤りを覚えた。

●同性愛は矯正すべきという危険な主張

さらにこの冊子では、なぜか社会では「同性愛の要因は"遺伝"である」という認識が一般的だという前提にたち、
「実は"遺伝"ではなく"後天的"なものだ」という言説を主張する。

確かに、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学による研究では、
同性愛に関する「単一の遺伝子」が存在するわけではないという結果を明らかにしている。
しかし、これは同時に、複数の遺伝子の関わりが影響している部分もあり
「ゲノムから個人の性的行動を予測することは実質的に不可能」
「同性愛の性的指向は、個人が生来の人格として持って生まれる不可分の部分だということは、否定されない」としている。

ただ、ここで問題なのは、同性愛などが「遺伝」なのか「後天的」なのか、という議論そのものではなく、
この冊子でされている主張が、同性愛は「後天的」なものだから「矯正すべきだ」という危険な論理が展開されていることだ。

例えば、「同性愛の原因について、家庭環境、特に親子関係に問題がある」とし、
「同性愛者の母は、子供と密接な関わりを持つ親密な母や子供に対して過度に統制的で抑圧的な母が多く、
同性愛者の父は子供との距離感があったり、敵対的、或いは子供に対して否定的な父が多い」と主張する。

さらに「同性愛を擁護する教育をすれば同性愛者は増える」とし、
「性的少数者のライフスタイルが正当化されるべきでないのは、家庭と社会を崩壊させる社会問題となる」と述べている。

同性愛の"原因"が、"家庭環境"にあるとし、同性愛を擁護すると同性愛者は"増え"、
"社会を崩壊させる"という論理自体が、明らかに悪質な同性愛者蔑視だ。

「社会を崩壊させる」などと、全く非論理的な主張で性的マイノリティを「スケープゴート」、
つまり仮想敵や生贄のように利用し、「家族・伝統を守る」と保守派の支持を集めようとする手法は世界的にもよく見られる。

冊子では最後に、「国連や欧米諸国からも同調圧力がありますが、決して屈することなく、
むしろ世界の過ちを正しい方向に導く道徳的な国家になるべきだと思います」と締め括られていた。

続く

総レス数 6
10 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★