【裁判】 東山魁夷・平山郁夫・片岡球子ら巨匠の偽版画大量流通、元画商に懲役３年、執行猶予４年、罰金２００万円の有罪判決…「極めて精巧に作成」

1 ：擬古牛φ ★：2022/03/09(水) 12:42:22.56 ID:???

★ 巨匠の偽版画大量流通、元画商に有罪判決…「極めて精巧に作成」

2022/03/09 11:46

　日本画の巨匠らの偽版画が大量に流通した事件で、著作権法違反（複製権侵害、頒布）に問われた
元画商の男（５３）に対し、東京地裁は９日、懲役３年、執行猶予４年、罰金２００万円
（求刑・懲役３年、罰金２００万円）の判決を言い渡した。
小林謙介裁判長は「極めて精巧に作成された偽版画が市場に流通して
著作権者の利益を大きく害しており、強い非難を免れない」と述べた。

　判決によると、元画商は２０１７年１月中旬頃から１８年１２月中旬頃、
知人で版画工房代表の男（６８）（著作権法違反で起訴）と共謀し、
著作権者の許諾を得ずに東山 魁夷 （１９０８〜９９年）の風景画「白馬の森」
「山嶺湧雲」「道」など５作品の版画計７点を複製。
１８年２月と２０年７月には、無断で複製した偽版画２点を計７３万円で販売した。

　判決は、元画商らが０８年頃から著作権者に無断で有名画家の作品を複製して販売していたとして、
「長期間にわたって職業的・常習的に行われた犯行だ」と批判した。
その上で、元画商が複製する作品を決め、オークションなどで入手した真作を
版画工房代表に渡して複製を依頼するなど、犯行の主導的立場にあったと認定。
「偽版画の複製から販売まで全ての過程を掌握し、刑事責任は重い」と述べた。

　一方、元画商が著作権者への被害回復に努め、長野県立美術館東山魁夷館に
１４００万円の寄付をしたことなどを考慮し、執行猶予を付けた。
版画工房代表の公判期日はまだ決まっていない。

yomiuri online https://www.yomiuri.co.jp/national/20220309-OYT1T50150/

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