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【イタリア】 さようなら、マフィアのみかじめ料 シチリア島で悪弊変えようと市民団体が奮闘 「最近ではマフィアが市民を殺すことなんてない」
- 1 :擬古牛φ ★:2022/01/19(水) 14:01:46.08 ID:???
- ★さようなら、マフィアのみかじめ料 シチリア島で悪弊変えようと市民団体が奮闘
2022年1月19日 12時00分
イタリアの反社会的勢力マフィアに対して「みかじめ料」を支払う慣習が根付いている
シチリア島で、企業や商店に支払いの拒否を呼び掛けている市民団体がある。
近年はマフィアによる報復被害がほとんど報告されていないにもかかわらず、
固定観念から支払ってしまう市民の悪癖を変えようと奮闘を続けている。
(シチリア島東部カターニアで、谷悠己・写真も)
◆最近はマフィアが市民殺すなんてないのに
シチリア島の第2都市カターニアの市街地にある刑務所の壁には、パズルのピースとともに何人もの人物像が描かれていた。
島内の最大都市パレルモの空港名になっているパオロ・ボルセリーノ判事や犯罪ジャーナリストのジュゼッペ・ファバ氏…。
いずれも、マフィア撲滅に尽くしたため恨みを買って殺害された人たちだ。「忘れないために」とのメッセージも大きく書かれている。
「受刑者の心に訴えかける効果があるし、目の前には中学校もある。生徒たちには彼ら一人一人の名前を覚えてほしい」。
壁画を企画した市民団体「アッディーオ・ピッツォ(さようなら・みかじめ料)」幹部のサルボ・ファビオさん(52)は
こう狙いを語った上で、付け加えた。
「彼らが亡くなったのは1980〜90年代。
最近ではマフィアが市民を殺すことなんてないのに、その事実があまり知られていないことが、活動の妨げになっているんだ」
◆市内で8割の企業や商店が支払い続ける
日本でも都市部の繁華街などで暴力団への「場所代」や「用心棒代」として存在するみかじめ料。
同団体によると、伊マフィアは全収入の1〜2割に当たる年間100億ユーロ(約1兆3000億円)程度を全土で得ているといい、
カターニアでは市内全域で8割の企業や商店が支払いを続けている。
2006年に発足した同団体がこの15年間で得た賛同企業・店舗は、134件にとどまる。
壁画にも描かれている実業家が90年代前半、みかじめ料の支払いを拒否したために殺害された事件は今も語り継がれており、
ファビオさんは「払わないと何をされるか分からないという漠然とした恐怖が、今も人々の心を支配している」と話す。
ただ、犠牲者が相次いだ90年代以降は反マフィア運動が伊全土で拡大し、現在では一般市民が標的になる事件は激減した。
賛同企業から報復被害の報告はこれまで1件もない。15人ほどの有志が出入りする同団体の事務所の大家もマフィア関係者といい、
ファビオさんは「彼らが私たちの活動を容認している事実が、みかじめ料を払わなくても危険は伴わないという何よりの証拠だ」と笑う。
◆賛同者増やすため学校で巡回講義も
それでも賛同数に伸び悩むのは「面倒なことには関わりたくないという、現代の無関心社会の象徴でもある」とファビオさん。
かつてのマフィアの影響力を知らない世代に訴えようと中学や高校での巡回講義を続けており、
「すぐには効果が表れなくても、未来の賛同者を増やすために努力しなければ」と前を向いた。
賛同企業も覚悟を持って同団体を支えている。
「マフィアの言うことを聞かなくても商売で成功できるというメッセージを社会に発信したかった」。
そう話す衣料品店経営者のジョバンニ・サルバッジョさん(42)は、従業員の採用時には、
みかじめ料を支払っていないことを伝えているという。「彼らの多くは不安がるより、むしろ誇りを持って働いてくれている」
かつてマフィアとのつながりによって司法当局から資産の差し押さえを受け、
組織を一新して再出発した運送会社「GEOTRANS」は、トラックの車体に同団体のロゴマークを採用した。
幹部役員のルチアーノ・モディカさん(54)は言う。「このロゴのおかげで市民の見る目も変わり、過去と決別できた。
勇気を持って活動している彼らの精神が、カターニアの街中に広がることを願っている」
東京新聞 https://www.tokyo-np.co.jp/article/155069
- 2 :名無しさん@15周年:2022/01/19(水) 15:25:06.00 ID:7BaTs3Kti
- イタ飯のまかない…
- 3 :名無しさん@15周年:2022/05/01(日) 11:34:49.49 ID:FWoAXPcC/
- ジョジョみたいなスタンド使いがいるかな、、、
総レス数 3
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